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国会での活動

国会での活動 − 国会質問その他

【08.02.12】日本美術刀剣保存協会の規律違反・手続き不正について質問主意書を提出

 佐々木憲昭議員は、2008年2月12日、「財団法人日本美術刀剣保存協会における刀剣審査の規程違反・手続き等の不正に関する質問主意書」を、衆議院議長を通じて内閣に提出しました。

 佐々木議員は、これまで日本美術刀剣保存協会の不正疑惑を、何度か国会で追及してきました。
 その後の事態を踏まえて、今回の質問主意書を提出しました。
 同協会(佐々淳行会長)が行っている刀剣審査で、「特別重要」などの上級ランクに指定されれば、高いもので1本数千万円相当にも価格が跳ね上がります。
 このことから、本来、審査の透明性・公正性が求められていますが、実際は、協会役員が審査に申請したり、偽名や仮名を使った申請(「幽霊会員」)が行われるなど、数々の不正が明らかになっています。

 質問主意書では、以下のことを質問しています。

  1. 昨年5月、文化庁が協会に対して行った「実地検査」の結果をただすとともに、引き続き改善を求める。
  2. 調査した結果「疑惑はなかった」とする同執行部の姿勢についての厳正な対応を求める。
  3. 「非会員全員が入会した」と回答する欺まんなどに対し、数々の不正な事例をあげて文化庁の厳格な対応を求める。

 「疑惑はなかった」とする協会の回答に対しては、「申請は会員に限る」との内規に反し、非会員からの申請が、02年4月から06年4月の4年間で313件にものぼっていること、なかでも申請者の氏名・会員番号・住所が一致しない「幽霊会員」が多数「存在する」ことを指摘。厳密な調査と解明を求めています。

 さらに、内部規程に違反している理事が今なお6人も在籍している実態を告発し「あまりに非常識なことが起こっている場合は…民法の規定にのっとって適切に対処」(07年3月衆院文部科学委員会)するとした伊吹・文部科学大臣(当時)の答弁に基づいた措置を講ずるよう求めています。

 この答弁書が、2月22日に内閣から衆議院議長に届けられました。

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