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国会での活動

国会での活動 − 政治経済キーワード税制(庶民増税・徴税)

【政治経済キーワード】先日付小切手(さきひづけこぎって)

2005年5月27日


 先日付小切手とは、実際に小切手を発行した日(振出日)よりも先の日を振出日として記載した小切手のことをいいます。これは、実際の振り出し(発行)の時には支払い金額がないけれども、将来入金の見込みがある場合、入金日以降を振出日として記載し、小切手を受け取った人が書かれている振出日以降に呈示したときに支払うことを想定しています。

 しかし、法律の上では、小切手に記載された振出日の前でも、先日付小切手を呈示されれば銀行は支払わなければならないこととされ(※小切手法第28条2項)、このことが原因でトラブルも続発しています。たとえば、先日付小切手を受け取った者が約束に反して振出日前に銀行に呈示したが、その時点で銀行口座の残高不足であったため不渡りとなり、結果的に振り出した業者が倒産するといったトラブルも起こっています。

 弁護士や会計士など専門家は、上記のような問題から、「先日付小切手は不渡りになる危険性があるので振り出してはいけない」、「万一振り出さざる得ないときにも、絶対約束を守ってくれる相手以外にはダメ」、「記載する振出日の前に絶対に取り立てに回さないことを文章で約束してもらう」など注意を喚起しています。

  • 小切手法第28条2項:振出の日附として記載したる日より前に支払いの為呈示したる小切手は呈示の日に於いて之を支払うべきものとす

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