アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

国会での活動

国会での活動 − 国会質問平和・憲法

【04.02.12】イラクへの民間技術者派遣要請を防衛庁が「口止め」 防衛庁長官が事実を認める

   2004年2月12日、04年度政府予算案の審議がはじまった予算委員会で、佐々木憲昭議員が、イラク派兵にともなう民間技術者派遣について、暮らしと経済の問題について日歯・日歯連・自民党のゆ着問題について、小泉純一郎総理に質問しました。

   佐々木議員は、防衛庁からの“口止め”要請を記した川崎重工の内部文書をもとに、イラクへの自衛隊派兵にともなって防衛庁が民間技術者の派遣要請を行い、要請した事実を口止めしていた問題を追及しました。
 石破茂防衛庁長官は、イラク占領支援のためクウェートなどに派兵されている航空自衛隊のC130輸送機の補修のため、民間企業の技術者の派遣要請を公表しないよう“口止め”していたことを事実上認めました。
 佐々木議員は、防衛庁からの“口止め”要請を記した、川崎重工の1月26日付の内部文書(『しんぶん赤旗』2月8日付報道)をもとに質問。「防衛庁が川重に対して準備要請をした」と書かれていることを示し、「派遣要請は事実か」とただしました。石破長官は「メーカーでないと直せない部分についてお願いすることは通常、ありうる」とのべました。

   さらに内部文書に、「(派遣要請が)外部に漏れぬよう細心の注意をするよう求められているが、本日、内局航空機・通電課長より、この趣旨についての再々度の念押しがあった」、その理由として「自衛隊派遣に係(かかわ)る国会審議が山場を迎えている」と記されていることを指摘。「防衛庁は公表を隠すよう、何度も念押ししたのか」と追及しました。
 石破長官は、「関係企業から防衛庁に、企業名の公表について問い合わせがあった。担当者は『当日は国会の審議中で、部内調整に時間がかかるため、すみやかに回答できない』と答えた」事実を明らかにしました。
 佐々木議員は、「民間技術者の命にかかわる重大問題を、国民にも国会にも知られないよう、こっそりやろうとしている。きわめて悪質だ」と批判しました。


Share (facebook)

このページの先頭にもどる