アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

国会での活動

国会での活動 − 国会質問金融(銀行・保険・証券)

【03.03.18】銀行の手数料値上げは「優越的地位の乱用」ではないか 公取委が「十分に注視し、厳正に対処する」と答弁

 2003年3月18日、財務金融委員会で、佐々木憲昭議員は、銀行手数料について、「海上貨物到着即時許可制度」について質問しました。

 都市銀行による土曜日昼間のATM利用料のいっせい値上げについて、3月12日に公正取引委員会が、価格カルテルの事実はなかったとする調査結果を発表したことを受けて、佐々木憲昭議員は、徹底した調査を求めました。

 佐々木議員は、公正取引員会が調査結果をまとめた文書のなかで、大手4行のなかでコストを積み上げて手数料を105円とした銀行がひとつもなく、ATMの利用コストを試算していない銀行もあったことが指摘されていることをとりあげ、竹中金融担当大臣にたいし「コストを積み上げもせず、一方的に値上げを決める。しかも各行横並び。こういう銀行の姿勢は正常なのか」と見解を求めました。
 竹中大臣は、「事細かな計算をすることは難しいのではないか」など、銀行を擁護する姿勢を示しました。

 佐々木議員は、「105円の手数料を決めて押しつけるというのは、明らかに優越的地位の乱用ではないか」と指摘し、優越的地位の乱用に当たるかどうかを調査するように求めました。答弁に立った公正取引員会の上杉経済取引局長は「当然優越的地位の乱用を視野において調査したが、そういうことはなかった」と述べました。

 これを受けて佐々木議員は、土曜日昼間のATM利用料だけでなく、当座小切手用紙交付手数料や手形用紙交付手数料が一気に3倍以上に引き上げられていることを指摘し、銀行のあいつぐ手数料値上げが優越的地位の乱用に当たらないかどうか、調査をしていくよう強く要求しました。
 上杉経済取引局長は、金融機関による優越的地位の乱用について、2001年に公正取引委員会としての考え方を示していることに言及して、「十分に注視し、この考え方にもとづいて、具体的な情報があれば厳正に対処していきたい」と述べました。


Share (facebook)

このページの先頭にもどる