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国会での活動

国会での活動 − 政治経済キーワード金権・腐敗政治

【政治経済キーワード】議員辞職勧告決議

2002年3月22日


 汚職に関わるなど国会議員にあるまじき行為をした者に対し、国会が辞職を要求する決議のことを言います。

 国会議員は憲法で身分を保障されているため、有罪判決などで被選挙権を失った場合と、国会内の秩序を乱したとして国会から除名される懲罰以外に、強制的に身分を奪われることはありません。このうち、懲罰は国会外の問題は対象にならないため、国会外で不祥事を起こした国会議員の資格を問う手段として、議員辞職勧告決議案が提出されます。

 この決議には法的拘束力はありませんが、国民の代表機関としての国会が、議員の政治的・道義的責任を問い議員辞職を迫るものであり、議決は重い意味を持ちます。

 日本共産党、民主党、自由党、社民党の野党4党は、3月12日に、自民党・鈴木宗男衆院議員に対する辞職勧告決議案を共同で提出しました。しかし、3月20日の衆院議院運営委員会で、自民党、公明党、保守党の与党3党が決議案を本会議で採択することに反対したため、本会議への上程は否決されました。

 世論調査では、鈴木氏の議員辞職を求める声は、8割を超えています。決議案の本会議採決は、国民を代表する国会として当然の責任であり、本会議にすらかけずに門前払いする与党3党の態度は、国会の責任を投げ捨てるものです。


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