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国会での活動

国会での活動 − 国会質問金権・腐敗政治

【02.02.20】鈴木宗男議員への参考人質疑 鈴木議員関与を示す外務省の内部文書を暴露

   2002年2月20日、予算委員会は、NGO排除問題、鈴木宗男議員の外交私物化問題で集中審議が行われました。午前には、田中真紀子前外務大臣、鈴木議員を招致し参考人質疑、午後には、小泉純一郎総理出席の対政府質疑が行われました。

 2月13日に引き続き、佐々木憲昭議員は、外務省の「秘」文書を示し、鈴木議員が海外援助、支援事業を食い物にしている事実を追及しました。これにより、「ムネオ・ハウス」(国後島の緊急避難所兼宿泊施設)の入札(1999年7月)に自民党の鈴木宗男衆院議員が介入し、地元・根室管内の企業に受注させていたことが明らかになりました。

   佐々木議員が「北方四島支援」事業の入札・受注に対する介入の有無を質問したところ、鈴木議員は関与を否定。
 そこで佐々木議員は、「秘 無期限」と書かれた外務省の内部文書「国後島緊急避難所兼宿泊施設(メモ)」(1999年5月28日付)を示しました。
 これは外務省が「ムネオ・ハウス」の入札公示の内容について、鈴木議員に相談した際の概要を記録したもの。このなかで鈴木氏が「いっそのこと地域を北海道内ではなく根室管内に限定してはどうか」「やはり根室管内だろう」と執ように外務省に迫るくだりを、佐々木議員が読み上げると、委員会室にどよめきと爆笑が起きました。
 その結果、入札参加公募は「根室管内」に限定され、条件に合う企業は根室市の渡辺建設工業1社しか残らない形になりました。鈴木議員は同社から6年間で788万円の献金を受け取っています。
 当初、「いまその話を初めて聞く」としていた鈴木議員ですが、佐々木議員が文書でのやり取りを紹介し「こういう記憶はまったくないか」と追及すると、「外務省の方が『こういう基準だ』とかいう説明があったやの記憶はある」と、外務省とのやりとり自体は認めました。

   さらに佐々木議員は、鈴木議員の指示通りに根室管内に限定された新聞紙上の入札公募文書を示して「入札の方針をゆがめた結果が明確に出ている」と追及しました。
 鈴木議員は「北海道新聞と北海道建設新聞2紙に(公募を)載せたと報告を受け、そこで公募型の入札方式だと外務省から説明を受けた」とのべ、“初めて聞く”話どころか、外務省の内部文書を事実上裏づける詳しい証言をしました。
 佐々木議員は、「入札に介入し、受注した会社から献金が渡っている。受注した会社から自分のところに資金が還流しているしかけだ。これは税金の私物化、援助の私物化という以外にない」と批判しました。


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