東海での活動
【14.07.09】新日鉄に説明求める、黒煙事故で調査
2014年7月9日、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は、大量の黒煙発生事故が起きた愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で、原因と対策について説明を求めました。
党国会議員による同製鉄所の視察は初めてです。井上哲士参院議員秘書と、辻井タカ子、坂ゆかり両東海市議が同行しました。
新日鉄側は酒本義嗣所長らが応対し「地域住民のみなさんや関係者に、多大なるご迷惑をおかけしてしまった」と述べました。
事故原因について、中部電力から受電している二つの系統のうち、一方の老朽した機器を更新する工事のため受電を遮断したところ、別の受電線系統も誤って遮断し停電が発生したと説明。誤操作の原因に作業マニュアルの不備があったとして、作業手順を見直したいと述べました。
佐々木議員は、事故によって巻き上げられたすすやタールが周辺の車に降り積もるなど、大気中だけでなく降下物による被害も起きていると指摘。新日鉄側が住民や周辺企業などから寄せられた苦情の件数を明らかにしないことも批判し、「われわれにも事故現場を見せなかったが、度重なる事故で心配する住民の声や被害の大きさを隠すようではいけない。データを出して説明し、環境団体などの視察や申し入れにも応じていくべきだ」と要請しました。
「対応していきたい」とする新日鉄側に、佐々木議員らは重ねて、市民への丁寧な説明と、再発防止策を取ることを求めました。
愛知県東海市の市役所では、新日鐵で働いていた方々から、お話を聞きました。