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東海での活動

東海での活動 − 政府への要請愛知県三重県農林漁業・食の安全

【08.10.02】汚染米問題で農水省に申し入れ

 2008年10月2日、佐々木憲昭議員は、外国からの輸入米のうち、残留農薬やカビで汚染された「汚染米」が、食用に不正転売されていた問題で、愛知県と三重県の皆さんとごいっしょに農水省要請を行いました。  

 愛知県内では、「汚染米」が和菓子屋や食材卸業に流通していたことをはじめ、「汚染米」が混入した材料で作られたおにぎりが、名古屋市役所内などのコンビニやスーパーで販売されていたことが明らかになっています。
 また愛知県教育委員会によれば、今年2月までの5年間で37市町村の小中学校と46県立学校に約45万3000食が供給されていたオムレツに「汚染米」が原料として混入されていたことが公表されました。
 
 三重県松阪市教育委員会は、学校給食食材に事故米の混入の疑いがあることを明らかにしました。
 申し入れでは、農水省の責任を明らかにし、「汚染米」の流通経路の解明など問題の全容解明に全力をあげること、東海農政局など局別の「汚染米」の取扱量をどう処理したかを調査し、結果を公表することを要請しました。
 また、被害を受けた業者の声を聞き休業補償などの支援措置を執ること、汚染米の流通を禁止すること、ミニマムアクセス米の輸入を中止し自給率の抜本的引きあげをおこなうこと、などを求めました。

農林水産省への要請文

 外国からの輸入米のうち、残留農薬やカビで汚染された「汚染米」が、食用に不正転売されていたことが明らかになり、国民の命と健康を脅かす深刻な社会問題になっています。
 この間、「汚染米」が愛知県内の和菓子屋や食材卸業に流通していたことをはじめ、「汚染米」が混入した材料で作製されたおにぎりが、名古屋市役所内など愛知県内のコンビニエンスストアやスーパーで販売されていたことが明らかになっています。19日夜には、愛知県教育委員会が、今年2月までの5年間で37市町村の小中学校と46県立学校に約45万3000食供給されていたオムレツに「汚染米」が原料として混入されていたことを明らかにしました。
 県民の命と健康が脅かされる、しかも何にも知らされないままに、汚染米を材料としたものを口に入れさせられることは断じて許すことはできません。
 この問題の背景には、年間77万トンもの輸入米(ミニマムアクセス米)を必要もないに輸入してきたこと、小泉「構造改革」のもとで、03年に自民党、公明党、保守新党が賛成し、改悪された「食糧法」のもとで、米流通の管理責任を放棄してきた、自民党農政の二重の重大な責任があります。問題の責任をとって、太田農林水産大臣(当時)が辞任したことは当然ですが、それで済まされる問題ではありません。
 国民の食の安全を守る責任のある貴職が下記のことを緊急に行うことを強く求めるものです。

  1. 「汚染米」の流通経路の解明など問題の全容解明に全力をあげること
  2. 東海農政局など局別の「汚染米」の取扱量をどう処理したかを調査し、結果を公表すること
  3. 食の安全確保と再発防止策を確立すること
  4. 「汚染米」の流通によって被害を受けた業者の要望を聞き取り、対策を講じること
  5. 輸入汚染米(事故米)の国内流通を禁止すること
  6. ミニマムアクセス米の輸入を中止し、自給率の抜本的引き上げをおこなうこと

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