東海での活動
【06.08.27】三重県鳥羽市で風力発電の現地調査
2006年8月27日、佐々木憲昭議員は、三重県鳥羽市で、戸上幸子市議会議員、中野たけし参議院予定候補(党県書記長)などとごいっしょに、風力発電所建設予定地の現地調査をおこないました。
風力発電所の建設が計画されている行者山までクルマで移動し、現地調査をおこないました。
この行者山は、風化蛇紋岩の塊でできており、地質と地層が大変不安定です。
山の中腹のあちこちが崩れているほど、地盤が軟らかく危険です。
じっさいに山をクルマで登ると、道路は亀裂を生じ安定していません。そのため、たいへん揺れます。
この道路を建設したことのある方のお話によると、道路工事中に地滑りや土砂崩れが頻繁におき、2ヵ所で地滑りを止めるための鉄鋼製の杭をうったそうです。
そのような山の尾根に、塔の高さ80メートル、プロペラの直径90メートルもの日本最大の風力発電設備を3基もつくるというのです。
しかも、風力発電を建設する会社は、昨年できたばかりで実績ゼロだというのですから、ますます驚きました。
これにたいして、地元の方々が「鳥羽の自然と環境を守る会」をつくるなど、反対運動を強めています。
現地では、山の麓の住民の方々が、集会所であたたかく出迎えてくれ歓迎されました。
自然エネルギーだから、というので庶民の抵抗が少ないことをよいことに、こんな巨大な建築物を軟弱な地盤の山の上につくることが、ゆるされるでしょうか。根本的な疑問を感じました。
その後、佐々木憲昭事務所で調べたところ、その会社は地元住民の反対があることを理由に、風力発電所建設の補助金申請を一時的に取り下げたそうです。しかし、これで建設が断念されたわけではありません。