東海での活動
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【03.09.05】愛知県東海市の新日鉄タンク爆発事故で申し入れ
2003年9月3日19時42分、愛知県東海市の新日鉄名古屋製鉄所構内で、ガスタンク爆発事故が発生しました。
9月5日、佐々木憲昭議員は、事故原因の徹底調査、防災対策・体勢の確立などについて、半田労働基準監督署、東海市消防署、東海市に申し入れをおこないました。
いっしょに参加したのは、神谷とおる8区小選挙区候補、間瀬和子半田市議、虫明しんじ、松井高男、辻井タカ子東海市議、高田知多地区委員長、平田新日鉄党委員会事務局長、柏木党県労働部長、佐々木朗党県国会議員事務所長、村土東海ブロック事務所員などです。
東海市消防署
新日鉄は、事故発生後、東海市消防署への連絡をおこなっていないことがわかりました。
消防署は、19時45分に市民からの通報によって重大災害の発生を知らされ、その後19時54分に新日鉄に問い合わせることで確認するという状況でした。
しかも新日鉄は、東海市に対しても連絡をしていませんでした。やむなく東海市は、新日鉄の記者会見に人を派遣してはじめて情報を得るというありさまでした。
しかも、けが人が15人も出ているのに、消防署の救急車を要請せず、自分たちで病院に運ぶというやり方をしていました。
東海市役所
一刻も早く適切な処置をしなければならないにもかかわらず、消防署の救急隊の高い救命能力を活用しないというのはどういうことでしょうか。
新日鉄側の対応が、すべて内密にしておこうという閉鎖的なものだったことは明らかです。
また、事故の背景として指摘しなければならないのは、新日鉄が利益至上主義のもとで安全点検の要員を削減するなど、安全対策をおろそかにしていることです。
職場のなかで、安全面での不安を労働者が訴えても、会社側がまともに対応しないこともあるそうです。
さらに、この種のガスタンクは、安全点検報告の義務づけはなく消防の対象になっていないなど、制度上の問題もありそうです。早急に実態を調査し是正させなければなりません。
近くの高い建物から事故現場を望む