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東海での活動

東海での活動 − ブロックでの行動雇用・労働者の権利静岡県

【02.09.07】静岡で「青年・学卒者の雇用を考えるシンポジウム」

   「卒業しても仕事がない」「受験戦争みたいな就職活動で孤独です」――こんな声に応えようと、静岡県でシンポジウムがおこなわれました。
 静岡県・党静岡県委員会、民主青年同盟が主催し、2002年9月7日、「青年・学卒者の雇用を考えるシンポジウム」が開かれ、佐々木憲昭議員もパネリストのひとりとして参加しました。
 パネリストは、佐々木議員のほか、青年の佐藤真理子さん、県立沼津商業高校教諭の原田政信さん、杉村精工(株)代表取締役会長の杉村征郎さんです。

 それぞれの立場から、お話がありました。
 佐藤さんは、高校や大学時代の体験から、就職活動などのこれまでの体験について話をされました。
 とくに女子学生として就職活動がどんなに大変だったか、専門職を希望しながらも一般企業の面接を受け「企業の良い点を無理に探し、うそを言い続ける自分に耐えきれなくなった」「やりたい仕事を見つけることは自分探しでもありました」という話は、身につまされました。

 原田さんは、高校教師として生徒の就職問題にたずさわった体験から、高卒者の就職がどんなに厳しくなっているか、「人間としての成長の場としての職場を保障するのが私たちの仕事だ」と述べられました。
 杉村さんは、中小企業の社長として、経営と職場を若い人々にどのように継承していくかについて、自分の体験を話されました。また、いまの日本経済の現状をどう見るかについて話されました。 

   佐々木議員は、雇用不安をつくり出している要因として、大企業のリストラ、中小企業に冷たい政治、教育・医療・介護など公的分野の縮小と人減らしをあげ、それぞれにたいする対策が必要とのべました。
 そして佐々木議員は、若者の就職難は個人の責任ではない。社会の仕組みに原因があり、政治の責任が大きいと思う。

 フロアーからの発言で「仕事をじっさいに体験して、はじめて、その仕事が大事だということが分かった」ということがあったように、若者は無限の可能性をひめている。
 そのドアを閉ざしてはならない。ドアを大きくあけるのが大人の責任であり政治の責任だ、とのべました。

「しんぶん赤旗」2002年9月8日より

  学卒者の就職難
打開の道探る
日本共産党
静岡でシンポ
経営者も危機感


 「学卒未就職者問題シンポジウム」が七日、静岡市で開かれ、県商工労働部の職員を含む約五十人が参加しました。主催は日本共産党静岡県委員会と民青同盟静岡県委員会。
 パネリストは、青年・佐藤真理子さん、静岡県立沼津商業高校の原田政信教諭、杉村精工株式会社の杉村征郎代表取締役会長、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員の四氏。
 佐藤さんは、大学時代、専門職を希望しつつ就職難から一般企業面接を受け「企業の良い点を無理に探し、うそを言い続ける自分に耐えられなくなった」経験や過酷な労働からぜんそく発作で倒れた友人の状況などを紹介。
 佐々木議員は、大企業の身勝手なリストラや長期にわたる新規採用抑制方針を批判し、大企業に社会的責任をはたさせるとともに公共的分野の雇用を拡大して就職難を解決する道筋を示し、その実現のために奮闘する決意をのべました。
 原田氏は過去最悪の求人倍率となった高校生の現状を報告。杉村氏は「若者の就職難は、技術の伝承や企業の存続にもかかわる問題だ」とのべました。
 会場からは、「夢を持てと生徒に話すが夢を育てる求人が来ず六十社に求人をお願いに回っているが、もう打つ手がない」(高校教員)などの発言がありました。

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