2002年8月21日、日本共産党愛知県知多地区委員会、同地方議員団がBSE問題の早期解決を求め農水省と交渉し、佐々木憲昭議員は、八田ひろ子参議院議員とともに交渉に同席しました。

　交渉では、(1)生産、流通、消費の各段階で被った被害に対する補償を、すみやかにおこなうこと、(2)死亡牛の全頭検査体制を実効性あるものにするためにも、検査資機材はもとより検査のための建物設置に対する助成、検査員の増員、検査完了までの冷蔵・保管場所の確保などで万全を期すること、(3)BSE関連融資制度について、無利子にするとともに据え置き期間を設け分割償還を認めるなど融資条件を緩和することなどを申し入れました。
　交渉の中で農水省側は、発症牛が集中した96年3、4月産の牛が全国で2万5000頭にのぼることを示し、検査する農家に1頭当たり6万円を支払い、早期処理をはかりたいと述べました。さらに愛知県内で処理がすすんでいない現状について、県に早期処理を促していることを明らかにしました。
　また、死亡牛の全頭検査体制の支援で、頭骨破砕機のリース料補助制度があることを回答しました。