東海での活動
東海での活動 − ブロックでの行動、農林漁業・食の安全、三重県、原発問題
【01.12.15】三重・海山町漁協組合長と懇談
12月15日、佐々木憲昭衆院議員は、三重県海山町の海山漁協を訪ね、横井捷組合長と懇談しました。
同町で11月に実施された原発誘致住民投票では、多くの漁業者が誘致反対で立ち上がり、反対派圧勝に貢献しました。しかし、同漁協は漁業不振で深刻な経営難に陥っており、幹部の中には「原発マネー」での再建を主張する声もありました。
横井組合長は、原発問題について「漁協経営と結びつけて考えてはいない。(原発の)補償金で一時的に潤っても、いまのままではいずれは苦しくなる」と指摘、根本的な漁業振興策の必要性を強調しました。
漁業不振の原因として横井組合長は、とくに水産物輸入の増大を指摘し、「魚価の安定のために輸入制限を」と訴えました。
漁協の金融部門の経営難問題で横井組合長は、「信用部門事業は漁業者育成のためのもの。銀行と同じようにはいかない」として、「貸倒引当金」の積み増し指導など県の実態を無視した機械的な検査を批判。国に対しても「銀行に何10兆円もの税金を出すのに、第一次産業を支えている漁協金融に冷たいのはおかしい」と批判しました。
佐々木議員は、「まったく同感」だとして、大企業いいなりで漁業を切り捨ててきた政府をきびしく批判、政治転換への努力を表明しました。
鯛とハマチの養殖場
この美しい海岸に、危険な原発建設を企むなんて……