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東海での活動

東海での活動 − ブロックでの行動原発問題静岡県

【01.11.14】党国会議員団が静岡県浜岡原発事故を調査

   2001年11月14日、日本共産党の国会議員団(団長・吉井英勝衆院議員)が、配管破断事故や原子炉からの水漏れ事故を相次いで起こした中部電力の浜岡原発1号機を調査しました。調査には、佐々木憲昭衆院議員も参加しました。
 調査には、ほか塩川鉄也衆院議員、平賀高成前衆院議員らが参加しました。

 さる11月7日に発生した1号機の緊急炉心冷却装置の高圧注水系のパイプ破損事故、および9日に発生した1号機燃料棒駆動装置付近からの炉水漏れ事故について、事故現場を調査し会社側の説明を聴取しました。

   これまで着ていた衣服はすべて脱ぎ、支給された作業衣に着替えなければなりません。

  放射線測定装置

   青い服の上にさらに黄色の作業服、ヘルメット、手袋のうえにゴム手袋、青い靴下の上に黄色の靴下などなど、事故現場に近づくための防護服に着替えます。

   70気圧以上の圧力と280度の高温の水蒸気を封じ込めていたパイプの破断現場から、すさまじい爆発力が加わったことが伝わってきます。
すぐそばの計器が破損している

  破損したパイプ

   この1号機は、原子炉下部からの水漏れ事故も起こしています。その現場に行くためさらに厳重な装備で身を包むことになりました。
マスクをした調査団

 一行は、浜岡原子力総合事務所長らから説明を受けた後、1号機の建屋内に入って破断した配管などを見て回り、衝撃で折れ曲がった配管の様子や切り取られた破断部分などを観察しました。
 調査後の中電側との話し合いで、事故発生の重大さとともに、水漏れが起こっていることがすぐにわからなかった問題について検知システムの不備を指摘しました。

記者会見

   88年に起こった同様の事故の際、「改善した」とされる水漏れ事故のための探知機が、今回まったく作動していなかった。これは、大きな問題として浮上しました。
 記者会見では次の点を明らかにしました。

  1. 事故の究明のため、第三者機関を設置して調査を行うこと。
  2. 今回のような事故を繰り返さないためにも、全国的な老朽施設の総点検と、施設の耐震性など実証的な実験をおこなうこと。
  3. 住民への情報の伝達、避難待避体制の確立など。

地元の方々との懇談会

   その後、地元住民の方や原発反対で住民運動をすすめている方々との懇談会に参加しました。

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