憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【12.07.18】「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページ 連載コラム『国民の願い胸に』赤旗
野田内閣は、“自民党・野田派”などと言われるようになりました。
消費税増税、原発再稼働、オスプレイ配備、TPP強行など……やっていることが、自民党以上に自民党的だからです。
そのため、国民の怒りも激しく内閣支持率は続落し続けています。とりわけ、民自公「3党合意」で、民主党が自民党の軍門に下ったことに批判が集中しています。
そこで民主党は、国民の批判をかわすため党内向けに「内部資料」をつくりました。そのなかに、「3党合意」で否定された「最低保障年金創設」や「後期高齢者医療制度廃止」について、「関連法案を国会提出」すると書き込みました。
これに、自民党がかみつきました。衆院予算委で、自民党の茂木敏充政調会長は「とんでもないことが書いてある」「文書を撤回、回収せよ」と求めました。
自民党の谷垣禎一総裁は「3党合意の基礎が完全におかしくなれば、その合意には縛られなくなる」とのべ、このままでは「3党合意」を撤回せざるを得ないという考えを強調したというのです。自民党の伊吹文明元幹事長は「今まではシナリオ通りにいってるが、ドラマは参院で起きる」とまで言いました。――要するに、民主党は勝手な解釈をするな、自民党の言う通りにしろ、とうのです。
このような民自公3党の“悪政暴走”に歯止めをかけるため、ただちに解散・総選挙で国民に信を問うのがスジではないでしょうか。――悪政と正面から対決する日本共産党の出番です。
2012年7月18日記