憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【08.09.07】政治の中身を国民本位に民報
「愛知民報」『ともに歩む』
2008年9月7日
福田康夫総理大臣は1日夜、首相官邸で記者会見し「新しい体制を整えた上で国会にのぞむべきだ」として、辞任する意向を明らかにしました。
臨時国会を12日に召集すると決めたのに、突然辞任するというのは、どういうわけでしょう。驚きました。
福田さんは、憔悴した感じの記者会見で「これまでの積もり積もったモノが私の内閣で噴き出した」と言いました。
今年7月に北海道洞爺湖サミットの議長を務め、8月初めには政権発足以来初めての内閣改造を行いました。しかし、その後も支持率の低迷が続いていました。
これまでの自民・公明政治が、福田政権をここまで行き詰らせたことは明らかです。
昨年の参議院選挙で自公敗北の審判が下って以降、安倍内閣が崩壊し、福田内閣も政権を投げ出す……。まさに末期的な状況です。
その根本的な打開の方向は、これまで国民を塗炭の苦しみに追い込んだ「構造改革」路線を転換する以外にありません。
そのためには、この路線をすすめてきた政治の中身を、国民本位に切りかえるしかありません。
財界・アメリカ奉仕から国民奉仕へ政治の軸足を移し変えることが、基本的な方向です。