憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【08.05.10】防衛省に抗議!──三重県久居市陸上自衛隊駐屯地の異常な「100周年」行事赤旗
「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページ 連載コラム
愛知県と三重県の党代表、衆議院選挙の予定候補が、5月8日にそろって、防衛省に抗議と要請をおこない、私も参加しました。
党愛知県委員会は、違憲判決の出た航空自衛隊の活動中止とイラクからの撤退をもとめる要請を行いました。防衛省は、「そんなの関係ねぇ」という幹部の発言を不適切とは認めましたが、従来の姿勢を変えようとしません。
党三重県委員会は、自衛隊久居駐屯地でおこなわれた「久居駐屯地100周年」行事について抗議しました。
なぜ「100周年」なのでしょうか。──旧日本軍時代に駐屯地がここに置かれて以来の期間を通算したからです。明らかに「戦前の歴史」をよみがえらせるものです。
しかも、同駐屯地の司令一等陸佐が「三重ふるさと新聞」に載せた寄稿文がひどい。「日露戦争、支那事変に参戦し数々の戦果をあげ」と書いて旧軍と侵略戦争を賛美し、駐屯地にある碑の「誠心」という言葉は、「軍人勅諭……の真髄を表すもの」で、久居自衛隊員が「心の拠り所」としていると述べているのです。
防衛省の対応は、「戦前と戦後は切り離されている」と言いながら、是正する姿勢を示しません。
このままでは、日本はとんでもない方向に持って行かれる。……参加者は、侵略戦争に反対したただ一つの党、日本共産党の躍進を改めて誓いあいました。
2008年5月10日記