憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【08.02.03】普通の疑問をぶつける民報
「愛知民報」『ともに歩む』
2008年2月3日
国会は、直前になって日程が決まることが多く、困惑させられます。1月25日の予算委員会質問も、23日の夕方に決まりました。
テーマは「年金の財源問題」。時間は15分。専門的な議論より“普通の疑問をぶつける”ことにしました。
「定率減税廃止」による所得税・住民税を増税や「年金への課税強化」で庶民が大打撃をうけましたが、それで国に入った2兆8000億円ものおカネはどこにいったのか。ほんとうに「基礎年金の国庫負担」を3分の1から2分の1に増やすために使われたのか、というのが質問の最大のポイントです。
「年金財源のため」と言っていたのに、私の想定どおり2兆8000億円の血税うち、年金に回ったのは4分の1だけでした。
そのうえで、政府は「消費税増税の試算」ばかりやって国民を脅しているが、「法人税の試算はないのか」と質問することにしました。
「官僚や大臣が相手だから、それ以上の専門知識が必要ではないか」と言われることがあります。しかし、質問の基本は国民の疑問や声を代弁することにです。普通の疑問をぶつけることも大事なことです。政府はその方が答えにくいのです。
質問後、「大企業に有利な政治が行われている、という質疑でした。 議員の説明はよく理解できましたし、本当に国民の立場に立って考えてくれていると感じました」といった励ましのメールをいただきました。これからも頑張ります。