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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【06.12.17】教育基本法改悪案の強行採決に抗議する!

Yahooみんなの政治「国会議員一斉調査」
質問 内閣が提出した教育基本法改正案の内容と審議について、どう考えますか?

佐々木憲昭議員の回答(2006年12月17日)

教育基本法改悪案の強行採決に抗議する!

 参議院の教育基本法特別委員会で、野党が抗議するなか、与党の自民党と公明党が、教育基本法改悪案を強行採決したこと、その後の本会議でも採決を強行したことに、抗議します。
 この採決は、たいへん理不尽なやりかたでおこなわれました。理事会では、与野党の間で、締め括り総括質疑をやるとか、質疑を終局させるとか、採決をやるなどという合意はいっさいありませんでした。それなのに自民党は、突然、質疑打ち切りと採決の動議を出し、強行採決をやったのです。これは、議会制民主主義を破壊するものです。
 どの世論調査を見ても、法案に反対か慎重審議が6割の多数を占めています。この国会で通してくれと言う声は、ほとんどなかったのです。
 “やらせ”と“さくら”の問題については、やっと最終版で報告書が出てきたばかりです。ここでも、政府は世論誘導をやっていたことは、認めざるをえませんでした。それをやらせた政府・文部科学省に、教育に介入できる権限を無制限に与えてよいものでしょうか。

 そもそも現行教育基本法は、日本国民を侵略戦争にかりたてた戦前の軍国主義的国家統制の教育への反省の上にたち、平和・民主主義・人権尊重という憲法の理想を教育によって実現しようとしたものです。この現行教育基本法こそ、いまの日本に活かすべきであり、変えなければならない理由はどこにもありません。
 政府・与党は、現行教育基本法を全部書きかえるといいながら、現行教育基本法のここが悪いから変えるという説明をまともにできていないのです。だからこそ、政府与党は、「やらせ」と「さくら」のタウンミーティングで政府に都合のいいように世論を偽装するしかなかったのではありませんか。
 のちのちまで、「やらせでできた教育基本法」と語り継がれることになるでしょう。

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