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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【06.10.08】安倍総理の薄っぺらい演説民報

「愛知民報」『ともに歩む』
2006年10月8日


 衆議院本会議が9月28日開かれ、安倍晋三総理大臣による初めての所信表明演説がありました。「美しい」という言葉が、なんと9回も使われました。なんか軽薄な言葉が羅列されているという感じでした。
 首相は「私は、特定の団体や個人のための政治をおこなうつもりは一切ありません」とも述べました。しかし、国民には「自助努力」を説き、消費税増税から「逃げない」、つまりやると言いながら、“財界の「経済成長」のためにはあらゆる支援をします。首相官邸とホワイトハウスの「意思疎通」をはかります”というのですから、財界とアメリカのための政治だけはしっかりやらせていただきますと宣言しているわけです。薄っぺらい演説からも、この内閣の性格が透けて見えてきます。
 安倍さんが9月26日の衆議院本会議の首班指名で得た得票は339票でした。私の近くの公明党ぎいんが「『ザンザン苦労する』ということだな」なんて、面白いことを言っていました。連立を組んでいるわりに、公明党はシラケていますね。
 いよいよ今週から本格的な論戦がはじまります。気を引き締めて頑張りたいと思います。

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