「愛知民報」『ともに歩む』
2006年9月10日

　自民党は総裁選挙「たけなわ」。マスコミも「政治はこれしかないのか」と思われるような報道ぶりです。
　しかし、一部の人を除けば永田町の雰囲気はシラケ気味。そんななか各省庁の概算要求が出されるなど、来年度の予算の編成にむけた動きだけは活発になっています。
　私は先日、日本共産党名古屋市議団、市議選予定候補のみなさんとごいっしょに、政府交渉をおこないました。厚生労働省との交渉では、リハビリの保険適用の範囲を広げること、脳脊髄（せきずい）減少症対策と患者支援を強めることなどを要請しました。
　各地の障害者問題についての懇談会でも、以前は障害者の負担がゼロだったのに1〜3万円もの負担になってサービスを受けられなくなったり、事業所の収入が減って経営自体も困難になっている。どうしてこれが「自立支援」か…。このような切実な声が寄せられています。
　この声は、あの自民党総裁選の候補たちの耳に届いているのでしょうか。こんなときだからこそ、私たちが、障害者や弱い立場の人たちの思いをしっかり届けるために頑張らなければなりません。
　井上さとしさん、八田ひろ子さん、せこゆき子さんも参加した交渉は全体で20人の参加者でした。政府への大きな圧力となったのは、間違いありません。