憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【05.04.03】愛知万博に思う民報
「愛知民報」『ともに歩む』
2005年4月3日
先日、東海ブロックの議員・候補者会議への出席のため、名古屋駅で新幹線の階段を降りた途端、愛知万博の案内が足下の床一面に描かれていて驚きました。それを見て、私は少し複雑な気持ちになりました。
確かに、環境団体の皆さんとともに長いあいだ運動をすすめてきた結果、「海上の森」の会場計画は大幅に縮小され、「海上の森」でのニュータウン計画や道路計画は撤回されました。しかし、環境破壊、過大な財政負担、地域経済の疲弊、県民無視などの問題点は、基本的に改めらていないからです。
万博報道の過熱、参加者の混乱なども生まれています。
当面必要なことは、参加される方々の安全を守り利便性をはかること、内容もできるかぎり「環境万博」にふさわしいものにすることです。愛知県委員会が発表した談話にも、そのことが詳しく述べられています。
さらに今後は、「ポスト万博」の名による新たな大型開発で、県民に被害が広がることも懸念されます。この点でも日本共産党の役割が大きく、まだまだ気が抜けない日々が続きそうです。