憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【04.06.06】うれしい感想民報
「愛知民報」『ともに歩む』
2004年6月6日
4月23日、愛知県視覚障害者協議会の方々が6422人分の署名をもって金融庁に要請に行きました。
「銀行のATMに、音声による操作案内やテンキーがついた受話器式の機器をつけて欲しい」「残高や振込など預金の内容を、点字での書面や無料の電話案内をして欲しい」というものでした。
そのときの金融庁の対応は「要請があったことを全銀協に伝える」というもので、まことにそっけなかったのです。
私が、財金委で参考人の全銀協会長に質問したとき「おっしゃる方向で取り組みを強化してまいりたい」と答えていたのに。
そこで、竹中金融担当大臣に直接質問しました。郵便局と比較して、銀行の視覚障害者対応のATMは極端に少ないことが明らかになりました。
「金融庁は、障害者にも高齢者にも、誰もが使いやすいATMを設置するよう銀行に指導すべきだ」。竹中大臣は「重要な指摘をいただいた。当然望まれる方向であり、銀行にはしっかりとりくんでもらいたい。政府もしっかりとそれをプッシュする」と答弁したのです。
質問の直後、視覚障害者の方から「郵便局、銀行のATMについて視覚障害者対応率を出させたことは本当によかったです」と、うれしい感想をいただきました。