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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【04.04.18】自衛隊撤退の決断を民報

「愛知民報」『ともに歩む』
2004年4月18日


 3人の日本人が、武装グループによって拘束され、自衛隊をイラクから撤退させなければ3人を殺害するなどと卑劣な脅迫がなされるという重大事態がおこりました。
 私は、厚生労働委員会で予定していた年金の質問を、急きょ変更して、この問題にあてました。
 イラクへの人道支援をすすめている民間人を人質にし、要求が入れられなければ殺害すると脅迫するなど、絶対に許されない蛮行です。
 政府は、自衛隊を「撤退させない」とのべました。しかし、日本人の生命を犠牲にしてまで、自衛隊派兵に固執していいのでしょうか。これが、問われているのです。
 イラクで人道支援にとりくんできたNGOやボランティアを、小泉内閣が自衛隊を派兵させたことによってかえって危険にさらすことになったことは、あきらかです。
 自衛隊が派兵されたサマワでも、迫撃砲のような砲弾が打ち込まれるなど、自衛隊を標的とした武力攻撃がおこっています。
 政府は、イラク派兵法の審議のなかで、「近くで戦闘行為がおこるなど、非戦闘地域の条件をみたさなくなったら撤退する」とくりかえし言明してきました。この言明にてらして、いまこそ自衛隊を撤退させる時期ではないでしょうか。
 政府が、すみやかに自衛隊撤退の決断をおこなうようを強く求めるたたかいを広げようではありませんか。

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