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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【04.01.26】自民党は歯科医師会との癒着を改めよ名タイ

「名古屋タイムス」『政論紙上バトル 愛知の国会議員が斬る』
愛知選出の若手・中堅国会議員による連載コラム
2004年1月26日


 私は、先日の予算委員会で、日歯・日歯連・自民党のゆ着を改めるようもとめました。
 「日本歯科医師連盟」(日歯連)というのは、日本歯科医師会(日歯)の政治団体です。
 東京地検特捜部は、この「日歯連」が政治資金を不正に処理して いた疑いがあるとして、日歯連と日歯連会長の臼田貞夫・日歯会長など幹部宅を家宅捜索しました。
 ウラ金が政界に流れている疑いもあります。臼田会長が、それを取り仕切っていたとも言われています。
 愛知の自民党にも、大きな疑惑があります。
 昨年の総選挙で愛知3区から立候補して落選した自民党の吉田幸弘・前衆院議員の資金管理団体「幸進会」などに、日歯連が提供した寄付金2000万円が記載されています。ところが日歯連の政治資金収支報告書には、記載されていないのです。これは明らかに、虚偽記載です。
 さらに重大なのは、日歯連から都道府県連盟に交付金が出されているのですが、全国の都道府県連盟側が受け取ったと記載されている交付・寄付金とのあいだで、約1億4000万円にのぼるくい違いがありました。
 私は、「少なくとも政治資金報告書の虚偽記載にあたるのではないか」と指摘し、調査して厳正に対処するようもとめました。
 法務省の樋渡利秋刑事局長は、「刑事事件としてとりあげるべき事実があれば、適切に対処する」と答えました。
 そのうえ、全国の都道府県の日歯と日歯連、日歯自民党支部を調べると、会長も会計責任者も住所もほとんどが同じなのです。
 自民党が大衆団体を下請け化し、組織的にも一体でぐるみ選挙をしている実態があります。このことをきちんと峻別することが、日本の政治にとっても大事ではないでしょうか。
 小泉首相は、「歯科医師連盟の問題だ。会員でないからわからない」などと、まったく無責任な答弁しかできませんでした。
 今後とも、しっかりした追及をしていくことが必要です。

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