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メールマガジンバックナンバー

第568号☆8月11日 不安だらけのリニア新幹線

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2014/8/11 第568号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 みなさん、こんにちは。佐々木憲昭です。
 台風11号は日本海を北に抜け、またジリジリとした暑さに戻りました。最近の台風は、勢力が強く経験したことのないような豪雨をともないます。今回は、西日本を中心に被害が広がりました。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。

 いまは国会閉会中ですから、閉会中審査(国会閉会中に委員会を開くこと)がないかぎり、私たち議員団は、さまざまな行事、運動、演説会などに参加しています。また、国会が開かれているときには出来なかった調査や研究活動をおこなっています。私は、『変貌する財界―日本経団連の分析―』(2007年、新日本出版社)の続編を研究中です。

 先日(8月7〜8日)も、リニア新幹線について、日本共産党国会議員団(団長・穀田恵二衆議院議員)として、ルートが予定されている岐阜県中津川市、愛知県春日井市・名古屋市の現地調査をおこないました。私が参加したのは、春日井市と名古屋駅周辺の実情調査です。井上哲士参議院議員、辰巳孝太郎参議院議員とご一緒に。本村伸子さんも合流しました。
 春日井市では、リニア工事のさい5つの立て坑がつくられます。立て坑が想定されている場所で、春日井市の伊藤健治市議会議員をはじめ、地元の方々から具体的な説明を受けました。
 いちばん心配なのは、戦争中に亜炭を掘り出すため、地下を縦横に掘られた坑道があることです。坑口は、安全のため石で埋められていますが、大雨の時はここから水があふれるそうです。リニア建設のさいには地下40〜50メートルのところを掘ることになるため、地下水脈が枯れて、周辺の地面が陥没するおそれがあります(JR東海は地下100メートルと説明)。
 また、大量の残土を積んだトラックが、1日800台も住宅街の狭い通路を行き交いすることについても、住民の方が心配されています。
 名古屋駅周辺に住んでいるリニアのルート上にあたるところに住んでいる方々は、「この秋から工事に入ると聞いているが、私らには何の説明もない」など、切々たる訴えがありました。名古屋駅に近い地域は、大深度ではなく浅深度(地下40〜30メートル)にあたります。そうなると、地上権にも関わってきます。
 名古屋駅の近くの真宗大谷派の西祐寺のご住職からは、リニアに関連した地域の動きの説明を受けました。「不動産屋が何も言わず手土産をもって挨拶に来た」「電磁波がいちばん心配」などのお話がありました。
 駅周辺を視察したあと、リニアに関連する地域の住民の方々との懇談会が行われました。たくさんの疑問や不安の声が出され、国会でもさらに追求する決意を固めました。

 昨日(10日)、東中光雄さん(元日本共産党衆議院議員)の訃報に接しました。ほんとうに驚きました。衷心よりお悔やみ申し上げます。東中さんは、8月7日の朝4時頃ご自宅で亡くなり、昨日、親族のみで密葬がおこなわれたそうです。
 私は、偶然『東中光雄という生き方』(清風堂書店、2010年)という本を読んだばかりでした。東中さんは、1945年(昭和20年)に特攻隊の隊員になり、出撃する前に終戦を向かえ、その後、弁護士となり日本共産党の国会議員になった人です。まさに、疾風怒濤の人生でした。――私は、最近各地で開かれている演説会で、東中さんの平和への思いを込めた言葉を紹介してきました。
 東中さんは、国会では議院運営委員・理事を27年間もつとめ、議会制民主主義の立場から筋を通す国会運営に尽力し与野党から信頼されていました。内閣、安保、沖縄、予算、公害特、政治改革特などの委員を歴任し、沖縄返還協定から海外派兵まで、日米安保を追及し平和憲法を守る論陣を張って歴代首相と対決してきました。
 ロッキード事件のときには、小佐野賢治を証人尋問で追及し、国鉄分割民営化反対など労働者の権利擁護の先頭にたちました。「トンチュウさん」の愛称で多くの人に親しまれました。
 私たちは、東中さんの遺志を継ぎ、平和と暮らしを守るため、これからも全力をあげる決意です。

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