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メールマガジンバックナンバー

第275号☆8月8日 次回のメルマガは22日に発行

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/8/8 第275号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 この夏いちばんの猛烈な暑さが襲っていますが、いかがお過ごしでしょうか。脱水症などにならないよう、気をつけましょう。──偶然ですが、今日は08年08月08日と8が3つも並ぶ日なんですね。八は末広がりに通じます。何か良いことがあるでしょうか……。

 私は、8月5日にハンセン国立駿河療養所の納涼祭に参加しました。6日には、関係者から詳しい聞き取り調査を行いました。ハンセン国立駿河療養所では、地域の方々との協力・交流の場として、盆踊りや花火大会を開催しています。2001年5月にハンセン訴訟で勝利したことをきっかけに、花火を上げるようになり、今年で8回目となります。「奮戦記」には、花火の写真もありますので、ご覧下さい。
 7年前の2001年12月17〜18日にかけて、私は、瀬古由起子衆議院議員、平賀高成衆議院議員、八田ひろ子参議院議員(いずれも当時)とともに駿河療養所を訪れ、泊まり込みで入所者からお話を聞いたことがあります。──社会復帰を果たしたのに、さまざまな理由で再入所せざるをえなかったつらい体験をお聞きしたり、人権・プライバシーがきちんと守られる医療制度の確立などを、切々と訴えられました。お話を聞いた次の日の早朝、富士山が、目の前でくっきりと美しい姿を見せていました。
 当時、日本共産党は、瀬古由起子さんを責任者とするハンセン問題プロジェクトチームを立ち上げ、熊本地裁での国家賠償訴訟勝利判決を受けたあと、全面解決に向けた取り組みを進めていました。私たちは、全国13カ所のすべてのハンセン療養所を訪問する計画を立て、そのいちばん最初の訪問先として、駿河療養所を訪ねたのです。
 私たちは、その声を届けるため、予算編成に当たっていた財務省と交渉しました。そこで要望したのは、ハンセン病の元患者に対する偏見と差別を根絶するための啓発予算を確保すること、看護師、介護員、医者などの十分な人員を確保するため、国の総定員法の対象からハンセン療養施設を外すこと、社会復帰者の医療・住宅を確保すること、入所者と遺族に対する全面的な補償をおこなうこと、などを求めました。いまから振り返ると、この要請は的確なものだったと思います。

 皆さんのたたかいによって、先の国会で6月11日、ようやく「ハンセン病問題基本法」が全会一致で成立しました。しかし、法律ができても実際に機能しなくては、意味がありません。この法律に“魂を入れる”ことが必要です。
 療養所の入所者自治会代表の方々と懇談したとき、明らかとなった一番の問題は、国の方針で職員の定員を削減していることが、行き届いた介護・医療に支障をきたしているということでした。正規職員130名、賃金職員(非正規)40人いますが、国の総定員法ものとで正規職員が減らされ、それを補う賃金職員も労働条件が悪いため、募集しても応募が少ないというのです。
 「基本法」では国に対し「社会の中で生活するのと遜色のない生活と環境と医療」を補償するとしています。そのためには、私たちが以前から要求しているように、国の総定員法の対象からハンセン療養所をはずさなければなりません。そうしなければ、介護員、看護婦、医者などを十分に確保できないからです。

 懇談のあと、私が代表して全館放送で入所者の皆さんに、ご挨拶をしました。──納涼祭にご招待いただいたことへの御礼、これまでの私たちの取り組み、今後の決意などを述べました。
 同日午後には、御殿場市の鈴木秀一副市長と懇談し、療養所の将来構想検討委員会の取り組みについて説明を受け、意見交換しました。その後、再び療養所に戻り、国立駿河療養所の所長、総看護師長、事務長からも話をお聞きしました。そこで確認されたことは、いま入所されている方々の意向をお聞きしその意思を尊重する、ということでした。

 福田改造内閣は、「生活重視」といい、緊急経済対策を言い始めました。公明党からは「バラマキをやるんだ」という発言もあったと報道されています。──早い時期の解散・総選挙に向けて走り出したようです。私たちも決して油断せず、攻勢的なたたかいを組んでいかなければなりません。
 ――――次回のメルマガは22日に発行します。15日はお休みです。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 NHK「日曜討論」に出席──福田改造内閣の経済・財政政策を議論
                (8月3日付「奮戦記」より)

 NHKの「日曜討論」で、福田改造内閣の経済・財政政策をめぐり各党代表と議論しました。最初に、福田改造内閣について感想を聞かれました。私は、「国民の生活がほんとうに大変な事態になっているときに、閣僚の顔ぶれを変えても(政治の)中身が変わらなければ意味がない」と指摘しました。
 そのうえで、後期高齢者医療制度、社会保障費の2200億円カット、新テロ特措法にもとづく米軍支援などを挙げ、「政策転換がまさに求められているのに、(福田改造内閣が示した政策の)内容は旧態依然たるもので、こういう状況では、国民の不満はますます高まるばかりだ」と述べ、「臨時国会では、暮らしと平和の問題でしっかりと論戦をしていきたい」といいました。
 次に、景気の現状認識と対策について議論が移りました。私は、「先日も愛知県の中小企業家同友会と懇談したが、昨年秋から急激に景気を示す全指標が下がってきている。賃金は上がらないのに税・保険料負担が上がり、物価高が追い打ちをかけている。老後・介護・医療不安のなかで内需が縮小している」と指摘しました。
 そのうえで、「(政府与党は)予算編成で社会保障の2200億円をまた削るとしているが(景気に)マイナスに作用する。しかも、消費税増税などとんでもない。消費税増税はやらないと、はっきりいうべきだ」と迫りました。司会者が、この発言を受けて「現状認識では(発言を)うなずいて聞いておられたが」とふられた自民党の津島雄二税調会長は「みんなで見つめ合って、議論するのが出発点」などと述べ、まともに反論しませんでした。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.08.08】米原潜放射能漏れ──なぜ2年も放置していたのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080808-200000.html
【08.08.07】条件が整っていない裁判員制度は延期すべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080807-232113.html
【08.08.06】御殿場市、駿河療養所から「将来構想」で聞き取り
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080806-220851.html
【08.08.05】ハンセン国立駿河療養所の納涼祭に参加しご挨拶をしました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080805-220350.html
【08.08.04】国民を苦しめた定率減税廃止は、何のためだったのか!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080804-221427.html
【08.08.03】NHK「日曜討論」に出席──福田改造内閣の経済・財政政策を議論
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080803-215102.html
【08.08.02】愛知県の県立学校教職員と学習会/名古屋市・栄で街頭から訴え
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080802-173130.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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