奮戦記
【08.08.08】米原潜放射能漏れ──なぜ2年も放置していたのか
米海軍原子力潜水艦ヒューストンの放射能漏れ事故を隠してきたことに、国民・関係自治体のあいだに大きな不安がひろがっています。
外務省によると、同艦から放射能を帯びた冷却水が漏れていた期間は、2006年6月から今年7月までの2年以上に及んでいたといいます。
ヒューストンは同期間中、日本に計11回寄港していたことも明らかになりました。
佐世保(長崎県)とホワイトビーチ(沖縄県うるま市)に 各5回、横須賀(神奈川県)にも寄港しています。
許せないのは、米側は今回の放射能漏れについて「少ない」ことを強調して、開き直っていることです。
ひとことの反省の弁も、管理体制の見直しについての言及もありません。
アメリカは、この程度の放射能漏れは当然であり、今後も原子力艦船を運用する限り受け入れるべきだというのでしょうか。
日本には、年に20隻前後の米原子力艦船が数10回にわたって寄港しており、放射能漏れが常態化している可能性さえあります。
日本政府は、寄港するすべての原子力艦船について、冷却水漏れや放射性物質の漏えいについて、きちんと情報提供を求めるべきです。
それがない以上、日本への寄港を中止すべきです。
米海軍の横須賀基地への配備は、やめるべきです。
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