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メールマガジンバックナンバー

第227号☆9月7日 いよいよ来週10日から臨時国会!

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/9/7 第227号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 昨日、関東・東海地域を直撃し、今日、東北・北海道をおそった台風は、大きな爪痕を残しました。被害にあわれた方々に、心からお見舞い申し上げます。
 国会議事堂のなかは、嵐の前触れともいうべき激しい駆け引きがおこなわれています。この間、大きな焦点となったのが、参議院の予算委員長を“自民党がとるか民主党がとるか”という問題でした。
 与野党が逆転している参院では、「民主党・新緑風会・日本」(来週からの新しい会派)が最大会派です。そのため、参議院議長、議運委員長を民主党が確保しています。そのうえで、小沢一郎代表は予算委員長など主要ポストも「奪取するよう指示していた」と報道されました。昨日あたりは、自民党も妥協する姿勢もみせていたのです。
 ところが今日になって、与謝野官房長官と自民党の麻生幹事長らが巻き返しを図り、「予算委員長を確保するよう参院国対幹部に指示した」のだそうです。
 「毎日新聞」のネットニュースによると、今日の自民・民主両党間の協議で、民主党が予算委員長を自民党に「譲ることで合意した」というのですから、なかなか複雑ですね。そのウラに何があったのか、知りたいところです。

 いま大事なことは、参院選挙で示された国民の要望を一つでも二つでも実現することです。昨日は、舛添要一厚生労働相に「障害者自立支援法の抜本的な見直しに関する申し入れ」を行いました。これは、9月4日に障害者・患者団体31団体と党国会議員団が開いた懇談会で出された意見や要望をもとに行ったものです。
 舛添厚労相の答えがおもしろかったですね。……「私が政治家になった原点は福祉をなんとかしたいという気持ちからです」。自立支援法は「問題は重度障害者の方をどうするか、また地域間格差があまりにもありすぎる」「十分検討していきたい」と述べたのです。しかも「この問題ではお互いに建設的意見を出し合って、なんとかいい方向で折り合いをつけたい」と言いました。……そこまで言うなら、障害者を苦しめている「応益負担」を撤廃するという決断をすべきではありませんか。

 臨時国会が近づくにつれて、私も、他党の議員と接触する機会が増えていますが、反応は各党各様ですね。──総じて自民党は「これからどうなるんでしょうか」と不安いっぱいの感じ。エレベーターでいっしょになったある自民党議員にいたっては「今後ともお手柔らかに」なんて、それこそ揉み手をしかねないような姿勢なのです。同じ与党でも、公明党の議員は違います。彼らは多くを語らず、総じて寡黙です。
 エレベーターで一緒になった厚労関係の民主党議員に話しかけると、「こんど、障害者自立支援法の改正案を出しますからね〜♪」などと、明るい返事が返ってきます。これらは、様変わりした国会の特徴をよく示していますね 。

 いよいよ来週10日(月曜)から臨時国会が始まります。…会期は、11月10日までの62日間。私も、日本共産党国会議員団の一員として、一歩でも二歩でも国民の利益が実現するよう全力で頑張ります。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●農水省補助金を不正受給した組合の長が、なぜ農水大臣務まるのか!
                   (9月1日「奮戦記」より)

 今度は、遠藤武彦農水大臣です!! 自ら組合長理事を務める山形県の「置賜農業共済組合」が、農業共済の掛け金について農家を勝手に加入者にして水増しし、1999年に国から約115万円を不正に受給していたことがわかりました。
 この農業共済は、会計検査院から2004年の調査で水増しを指摘され、遠藤氏は不正の事実を知っていました。それなのに、いまだに不正受給分を返還しておらず、遠藤農水大臣は同農済の組合長として、年間200万円の報酬を受けていたのです。
 これまで、安倍内閣の農水大臣は、政治とカネの問題で松岡利勝氏が自殺し、後任の赤城徳彦元農水大臣は、事務所費問題で更迭されました。
 遠藤農水大臣は、代表を務める自民党支部が、農水省所管の独立行政法人から補助金を交付された「山形県家畜商業協同組合」から不適切な献金を受けていたことが判明し、8月30日に返金したうえで政治資金収支報告書を訂正したばかりです。安倍総理は、「分かりやすくきちんと説明すべきだ」と述べました。しかし、「説明」の問題でしょうか。
 農水省の補助金を不正に受け取ったままの団体のトップが、農水大臣になったこと自体が問題なのです。もはや遠藤氏は、大臣としてふさわしくないことは、誰が見も明らかでしょう。安倍総理の任命責任が、厳しく問われなければなりません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【07.09.07】「資金収支報告書」訂正のオンパレード…もうウンザリだ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070907-213451.html
【07.09.06】舛添要一厚生労働大臣に障害者自立支援法の見直しで申し入れ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070906-224402.html
【07.09.05】「消費税をなくす全国の会」が増税計画断念させよと要請
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070905-214918.html
【07.09.04】障害者・患者団体と日本共産党国会議員団の懇談会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070904-210529.html
【07.09.03】2人も辞職!──安倍首相の任命責任が厳しく問われる
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070903-002907.html
【07.09.02】与謝野官房長官!なぜ「政治とカネに関係ない」と言えるのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070902-214624.html
【07.09.01】農水省補助金を不正受給した組合の長が、なぜ農水大臣務まるのか!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070901-200208.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

◎「憲昭eたより」の次号は、9月14日(金)発行予定です。

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