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メールマガジンバックナンバー

第202号☆3月9日 今週も国会は憲法特が緊迫して…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/3/9 第202号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 今年は、いつもより早く、桜の花が咲き始めるというのに、国会議事堂近くの千鳥ヶ淵の桜は、まだまだつぼみが堅いようです。
 今週も、国会は緊迫しています。前回のメルマガでお伝えしたように、衆議院で来年度予算の強引な採択をめぐって不正常な状態が続き、憲法調査特別委員会(憲法特)でも、与党側が“改憲定続き法案”の審議と公聴会を強行しようとしたからです。

 憲法特の中山委員長は、7日の理事会で、与野党の合意がないまま一方的に(職権で)8日9時半から委員会を開き15日の公聴会を議決すると宣言しました。そのため、一気に国会のなかに緊張が走りました。
 私は、3月7日の12時過ぎから行われた国民大運動実行委員会の第2議員会館前での集会で、その緊迫した状況を詳しく説明しました。その内容については、7日付の「奮戦記」をご覧下さい。
 私は、8日の朝、憲法特の強引なやり方に抗議しようと、日本共産党の他の議員とともに委員会室に行きました。入って見ると、自民党がずらりと座っているだけでなく、傍聴席にも10人以上の自民党議員が座っています。しかし、公明党の姿はありません。
 公明党は、理事会への出席も遅れ、委員会にも出ていませんでした。また、民主党は理事会に出席せず、委員会室の前で抗議の構えをみせていました。
 このような状況のもとで、中山委員長と自民党は、理事会を休憩とせざるをえず、委員会も始めることができませんでした。

 私たちはいったん、そこから引き上げることにしました。議員会館の事務所に戻る途中で、憲法特の公明党理事にエレベータの前でバッタリあいました。その理事が、そこにいた記者や民主党議員にこんなことを言ったのです。――「採決すれば我々は反対する。自民党とは違うことを見せる必要がある」と。……公明党は、与党単独で強行採決することへの国民の批判を極端に恐れていたようですね。
 私は、彼らが一団となって乗り込んでいったエレベータとは違うエレベータに乗りました。すると、別の階でひとり乗り込んできた人がいました。あの福田康夫さん(元官房長官)でした。福田さんは、いま、憲法特の理事もやっています。……私は、「いろいろ大変ですね」と水を向けました。すると福田さんは、ひょうひょうとした調子でこう言ったのです。「いや、これで今日の仕事がなくなって楽になったよ、フッフッフ。あなた方もそうでしょう?」と。私は、思わず笑ってしまいました。――福田さんは、いつも自嘲ぎみに突き放したような言い方をするのです。(^^;)

 中山委員長は、7日の会見でこうのべています。「今月もまだ余裕がある。今日は混乱を避けるために(流会を)決断した」。――強行採決を阻止したのは、国会内外のたたかいの一定の「成果」ですが、決して油断はできません。
 自民党と民主党の改憲手続き法案の修正協議は、ほとんど一致するところまで来ているからです。まだまだ危険な局面にあることは、確かです。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●質問を「東京新聞」が「刀剣協会に伝家の宝刀!?」と報道
               (3月5日付「奮戦記」より)

 私が3月1日、衆議院予算委員会・第4分科会でおこなった財団法人・日本美術刀剣保存協会(佐々淳行会長)の不正追及を、「東京新聞」が詳しく報道しました。見出しは、「現職理事の指導違反27件、2業者57%申請、台帳なし」――「文科相、刀剣協会に伝家の宝刀!?『改善命令あり得る』」――「各省庁も注目する文科省の“腕力”」というものです。
 日本美術刀剣保存協会は、刀剣などを審査、鑑定し、保存・特別保存、重要・特別重要などの指定を行っています。特別重要などに指定されれば、価格が上がることもあり、インサイダー取引と疑われることのないよう厳正な行動が求められます。
 2001年10月に、刀剣や刀装具の審査について、財団の役員、職員、親族は申請できないよう改善するようにと、文化庁から「改善・注意」を受けていました。ところが、その後も違反が繰り返されてきました。
 「東京新聞」の記事はこう書いています。――「分科会では、佐々木氏がこうした経緯をふまえ『改善どころか(財団は)開き直ってしまう。重大な事態だ。踏み込んだ対応が必要ではないか』と迫ると、伊吹氏も『各党から同じ指摘を受けている。公益財団改革が言われているなか、国民の信頼を得ないといけない。いつまでも、こういうことを放っておけない』と応じた」と。さらに、その後のやりとりを詳しく紹介しています。
 文化庁によると、同協会は2001年11月から2007年1月までに、業務改善措置に反する審査を、重要・特別重要刀剣の審査で59件、保存・特別保存刀剣の審査で527件、行っていました。現職理事も、理事就任日以前を除き27件にかかわっていました。
 私は、2月26日付の同協会内部文書で「理事やその親族の申請を排除したりするのは弊害あって実利なし」などと開き直っていることを示し、「審査を行う者が申請し鑑定を行うということは、極めて不自然」と追及しました。
 そのうえで、違反した者への厳正な処分とともに、審査内容の情報公開、審査基準見直しなどを求めました。伊吹文明文部科学相は「調査を行い、おかしなところがあれば、指導・監督、命令などを行っていく」と答えました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.03.09】●憲法特―与党が来週にも法案審議と公聴会議決狙う
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070309-180917.html
【2007.03.08】●改憲手続法案採決の前提となる公聴会議決できず
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070308-142632.html
【2007.03.07】●国民大運動実行委員会の国会集会で挨拶をしました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070307-183240.html
【2007.03.06】●パート労働者の権利を守れ、改憲手続法反対デモ激励
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070306-202354.html
【2007.03.05】●質問を「東京新聞」が「刀剣協会に伝家の宝刀!?」と報道
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070305-152039.html
【2007.03.04】●強行採決のあった衆院予算委の様子はどうだったか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070304-232223.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、3月16日(金)発行予定です。

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