メールマガジンバックナンバー
第199号☆2月16日 予算委員として、連日奮闘中!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/2/16 第199号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
いま、国会議事堂のなかでは、第1委員室がにぎわっています。第1委員室というのは、NHKテレビで予算委員会の中継がおこなわれるあの会議室です。
とりわけ、党首クラスが質問に立つ基本的質疑のときは、第1委員室の後ろにある議員の傍聴席もいっぱいになり、その席を離れて戻ってみると座るところがない。……椅子取りゲームのような状況になります。
私は予算委員として、毎日、委員会室のいちばん前の席に座っており、質疑の途中で与野党がもめるとすぐ委員長席に“飛び出せる構え”でおります。
さて、まだ予算審議が始まったばかりなのに、今週は早くも出口(採決)に絡む話が出てきました。これから、いっそう充実した審議がおこなわれなければならないのに、とんでもないことです。
その話は、火曜日(13日)の予算委員会理事会に出されました。公聴会の早期開催を、自民党、公明党だけでなく、民主党もいっしょになって提案してきたのです。私は、驚きました。
与党と民主党は、(1)公聴会の早期開催は前例としない、(2)予算案採決に連動させない――などを前提としているからいいじゃないかと、次の日14日の総括質疑終了後に「公聴会を21、22日におこなうこと」を議決する提案をしました。
しかし私は、集中審議など予算審議全体について、どう充実させるかの議論なしに、公聴会の日程だけを早期に議決することには重大な問題があると思いました。私は「公聴会の日程を決めてしまえば、それ以後はいつでも予算案の採決が可能となり、充実した審議に反する。前例としないというが、悪例を残す」と主張しました。
ところが、自民・公明・民主は、それを聞き入れず、14日の質疑終了後に「公聴会」を議決したのです。反対したのは、日本共産党と社民党だけでした。
予算委員長が「賛成の諸君の起立を求めます」と言ったとき、私は、議場全体に響き渡るように「ハンタ〜イ!」と叫びました。
さて、予算委員会は昨日から一般質疑に入りました。一般質疑というのは、総理大臣は出席せず、財務大臣とともに質問者が要求した大臣の出席で質疑をおこなうものです。
その審議に入ったとたん、民主党の議員が柳沢伯夫厚生労働大臣の出席を求めたため、審議が中断しました。そのとき、厚労大臣は参議院の厚生労働委員会に出席していました。――それは、国会正常化の与野党合意にもとづいた「少子化問題に関する集中審議」でした。柳沢厚労大臣がその集中審議に出席していたのですが、民主党は、衆院予算委への出席も要求したのです。
そのため、参院厚労委とのあいだで調整がつかなかったのです。こうして昨日は、衆院予算委で予定されていたその後の質疑はおこなわないこととなり、それを事実上今日に持ち越すことになったのです。
こんな国会の細かな運営に関することは、たぶん一般の皆さんには分かりにくいかもしれませんね。――私は、“論戦を通じて自民党政府を追いつめるのが基本”だと思っていますので、これからもその立場で頑張りたいと思います。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●「しんぶん赤旗」が『変貌する財界』の書評を掲載!
(2月11日付「奮戦記」より)
「しんぶん赤旗」に、私の編著『変貌する財界―日本経団連の分析』の書評が載りました。書評をしていただいたのは、牧野富夫教授です。
タイトルは「躍り出る財界 政治を支配――浮かぶ国民との新たな対立」というものです。槙野教授は、「本書は、私の『印象風理解』に緻密な『実体分析』により根拠を与えてくれただけではない。変貌の『背景・条件』も深く分析し、アメリカとの関係など『財界の変貌』をトータルに描き出している」と指摘しています。
また、「タイムリーで学ぶ事の多い力作だ。広く読まれることを願うばかりである」と書いていただきました。――ありがとうございます。
ところで、ネット書店でも「売れ筋」上位にランクされるようになりました。
たとえば、……
セブンアンドワイ―― ビジネス、経済 > 日本経済 > 日本経済その他 3位
ヤフーブックス―― ビジネス、経済 > 日本経済 5位 等々
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.02.16】●米カリフォルニア州議会が、イラク増派に反対の決議
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070216-224036.html
【2007.02.15】●衆院予算委―“厚労大臣出席問題”で調整つかず流会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070215-221239.html
【2007.02.14】●衆院予算委で公聴会の開催を議決―共産、社民は反対
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070214-205829.html
【2007.02.13】●採決の前提となる公聴会―自公民が早期開催を提案
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070213-214601.html
【2007.02.12】●「Yahoo!みんなの政治」の少子化アンケートに回答
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070212-161731.html
【2007.02.11】●「しんぶん赤旗」が『変貌する財界』の書評を掲載!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070211-191747.html
【2007.02.10】●“庶民には増税、大企業には減税”を予算委で告発!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070210-213459.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、2月23日(金)発行予定です。
───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/index.html
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
TEL:03-3508-3730 FAX:03-3508-7280
佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━