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メールマガジンバックナンバー

第198号☆2月9日 今週の国会は、予算委員会がようやく「正常化」

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/2/9 第198号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 今週の国会議事堂には、新しい波が押し寄せています。――予算委員会がようやく「正常化」し、まっとうに動き始めたからです。
 それまでは、民主・社民・国民の3党が柳沢大臣の罷免をもとめて「審議拒否」に入り、与野党間のいっさいの話し合いが断絶するという異常事態が生まれていました。……日本共産党は、柳沢大臣の罷免は当然だが、辞めないからといって「審議拒否」戦術をとることには同意できないといいました。しかし民主党は、予算委員会の理事会にもまったく顔を出さなくなりました。

 これにたいして、自民・公明の与党がとった態度も問題です。――問題発言をした柳沢大臣の罷免もせずに開き直りました。そのうえ、話し合いの努力をせず、与党単独で強引に審議をすすめたのです。……こうなると、不正常な事態を固定化し、事態をいっそう悪化させることになってしまいます。
 私は、予算委の理事会に出て、こう主張しました。――「全会派を参加させる努力をしないまま、与党単独で審議を強行することには反対だ」と。そして、予算委員会の場にも出て行って、冒頭、金子委員長にたいし「そのような強引なやり方に抗議する」と述べて退席しました。……3日間、そのことを繰り返しました。

 ようやく今週になって、日本共産党の提起もあり、与野党の話し合いがおこなわれ、正常化の方向に進むことになりました。しかし、それがおこなわれたのは、今週、6日(火)の夜中だったのです。
 それまで、「審議拒否」をしていた3党は、その日の夜7時から「党首会談」を開いて軌道修正をはかることになりました。ところが、いつまで待っても、その会談が“終わった”という連絡がこないのです。よく聞いてみると、「首相官邸に申し入れに行っているそうだ」というのです。……時間ばかりが経過しました。
 ……ようやく、夜の11時20分になって、与野党すべての会派が参加する国対委員長会談がおこなわれました。さらに、それを受けて、予算委員会理事会が開かれたのは、なんと6日(火)夜中の11時50分だったのです。理事会で「正常化」が確認されたのは、11時58分でした。
 ――ほんとうに、“政治は夜動く”というのが実感ですね。

 私が、質問のバッターに決まったのは、前日の5日(月)夕方。「こういう事態に対応するには理事会に出ている憲昭がよい」というのが理由です。
 ――ですから「正常化」でホッとする間もなく、7日(水)朝から開かれる予算委員会(補正予算の補充的質疑)の理事会にも対応し、同時に質問準備もしなければならないという事態になったのです。気がつくと、残された時間は、実質、数時間しかありませんでした。
 予算委員会のあい間を縫って、大車輪で質問準備を始めました。柳沢大臣の発言に対してどう質問するか、国民負担と大企業への減税をどう質すのか……。議員団・事務所のスタッフとともに知恵を出し合い、質問原稿を作り、「質問取り」に対してレクチャーをしなければなりません。睡眠時間も削らざるをえません。
  こうして、8日(木)朝9時から50分間の質問に立ったのです。……その内容については、私のホームページ、「しんぶん赤旗」などを、ぜひご覧下さい。

 質問をインターネットで見た方から、こんなメールがとどきました。……
 ――今日の佐々木憲昭議員の国会質問をインターネットで拝見しました。国民の置かれた状況その心情に沿った考えが今問われているという趣旨の質問で 柳沢大臣の「生む機械」発言に迫っていましたが、その通りだと思います。何を反省すべきなのか、国民の置かれている現状に思いをはせるこのことが今政治家として最も求められているのではないでしょうか。こうした視点、佐々木議員――拍手をお送りします。……
 弱者が追い詰められ、追い詰められ、また突き落とされる。そんな繰り返しの姿が、格差社会として、今大きな問題となっているのではないでしょうか。佐々木議員の怒りの質問。非常に共感しました。ぜひ、多くの人に知らせていきたいと思います。――

 ありがとうございます。このように激励されると、疲れも吹き飛びます。いよいよ、本格論戦への突入!――来週からも、さらに力をつくして頑張ります。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●またまた柳沢大臣が「子ども2人以上が健全」と発言!
                    (2月6日付「奮戦記」より)

 柳沢伯夫厚生労働大臣は、今日の閣議後会見でこう発言したそうです。
 ――若い人は「結婚し2人以上の子どもを持ちたいというきわめて健全状況にある。そのような日本の若者の健全な希望にあった政策をだしていくことが非常に大事だ」と。
 しかし、2人以上の子どもを持つことが「健全」だというなら、それ以下はどうなのでしょうか。やはりその意識の奥底には、人間を「機械」扱いする思想と同様のものがあるのではないでしょうか。それが、人間の尊厳を傷つけることになっているのです。
 「機械」発言に続くこの発言も重大です。いったい「あの謝罪」は何だったのか、ふたたび波紋を広げています。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.02.09】●衆院予算委員会で「基本的質疑」がはじまりました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070209-234725.html
【2007.02.08】●“児童扶養手当のカットやめよ”と安倍首相を追及!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070208-193635.html
【2007.02.07】●今日から衆議院で予算委員会の質疑に入りました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070207-214700.html
【2007.02.06】●またまた柳沢大臣が「子ども2人以上が健全」と発言!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070206-193413.html
【2007.02.05】●与党単独で強行せず“国会正常化”に向け努力すべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070205-200929.html
【2007.02.04】●日本経団連による「通信簿」方式「政策買収」システム
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070204-183645.html
【2007.02.03】●それでも残業代ゼロ・長時間労働法案を提出!?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070203-200848.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、2月16日(金)発行予定です。

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