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第195号☆1月19日 『変貌する財界』販売開始!上々の滑り出し!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/1/19 第195号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
国会議事堂とその周辺では、通常国会での本格的な論戦を控え、各党とも仕込みに余念がないようです。日本共産党も、国会対策委員会を中心に議員が様々な準備を積み重ねています。
自民党と民主党の党大会が開かれるのも、今の時期です。他党の大会は、日本共産党と違って、わずか1日ぐらいで簡単に終わるんですね。
3日ほど前、議員会館の1階からエレベーターに乗ったら、めずらしく4〜5人の議員たちといっしょになりました。「いま、民主党の大会が終わったんだ」というのです。
ある議員が、こう言いました。――「小沢さんのあのCMは、どうもよくないな。だいたい、党首が舵から手を離して、幹事長らが助けるというのは……。舵は、何があろうと絶対、離しちゃいけないんだよ」なんて。それに、みんなが「そうだそうだ」と同調しているんです。私は、可笑しくなってしまいました。
自民党の大会も、同じ頃にありました。マスコミも、安倍さんの求心力の衰えを報道しています。しかし、安倍さんは、改憲手続き法案の早期成立をはかり改憲をめざす考えを表明し猪突猛進しようとしており、大変危険です。
自民党大会に、日本経団連の御手洗冨士夫会長が出席していたことは、たいへん象徴的ですね。日本経団連は、今年の元旦に「御手洗ビジョン」を発表し、「イノベーション」の一環として改憲をかかげたからです。このところの財界の身勝手な「政治介入」は、目に余ります。
この財界の戦略を分析した私の編著『変貌する財界―日本経団連の分析』(新日本出版社)は、一昨日、1月17日に販売が開始されました。上々の滑り出しです。
身近なところでは、さっそく瀬古由起子さん(元衆議院議員)から感想をいただきました。「一気に読みました。難しいかなと思ったけど、わかりやすい資料で、経済オンチもスイスイ読めました。緻密なデータを駆使して日本財界がなぜこんなにも政治に口出しするどころか、政治舞台の場に躍り出たのか、なぜ日本の財界がアメリカの主張をことごとく代弁するようになったのか、財界と民主党の関係など、わかり易くかかれていて、固い題のわりに、経済の専門家でなくても“なるほど!”と納得できる著作です」と。
また、池田幹幸元参議院議員からは、「政府の『骨太第6弾』が『成長力強化こそ、すべての経済政策の基本である』と臆面もなく明記するに至った現実を見るとき、その背景・本質を解明することは本当に大切だと思います」と、葉書に書いて頂きました。
読んだ方から、こんなメールも。…「帰りの電車で読み始めたら、いや〜面白い!平岩レポート、豊田ビジョン、さらに経財諮問会議での奥田の活動にいたる日本経団連の戦略の動きにグイグイ引き込まれました。労働者の闘争心に火をつける本だと思いました」。
ある大手新聞の編集委員からも、電話で「財界が横暴なやり方をしているとき、時宜にかなった本だ。政治家がこのような学術的な本を出したことに感心した」と。
今日の「中日新聞」は、「ぶらさがり永田町」というコーナーで「多彩、地元選出議員の本」「平易に過激に理念語る―人柄も隠し味?」という見出しの特集記事を組み、私の本も紹介しています。詳しくは、今日の奮戦記をご覧下さい。
皆さんの励ましの声を力に、近く開かれる通常国会の論戦でも大いに頑張りたいと思います。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●ホントに提出断念? ホワイトカラー・エグゼンプション
(1月16日付「奮戦記」より)
安倍首相が、「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入する労働基準法改正案の国会提出を断念したと報道されました。安倍さんは、「働く人たち、国民の理解が不可欠だ。今の段階では理解を得られていない」と述べたそうです。
この法案をめぐり、「残業代がなくなる」「長時間労働を助長する」など、国民から批判が噴出しています。柳沢厚生労働大臣は、「制度への誤解がある」としてきましたが、制度の中身が明らかになればなるほど反発の声は強まりました。
これが導入されると、労働時間規制の概念をなくし、どれだけ働いても残業代は一切支払われなくなります。それでなくとも、30〜40代の労働者は3人に1人が月80時間以上残業し、残業代もまともに払われていないのに、それを野放しにしておいて「自由な働き方」と言っても誰も納得できるはずがありません。
日本経団連は、それでも導入に固執しています。ほんとうに提出を断念するのか、まだまだ予断を許しません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.01.19】●「中日新聞」が“地元選出議員の本”で、私の本を紹介
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070119-214717.html
【2007.01.18】●経団連会長出席のもとで自民党が改憲めざす党大会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070118-212720.html
【2007.01.17】●金権・腐敗政治追及委員会の会議、国税国会に参加
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070117-212924.html
【2007.01.16】●ホントに提出断念? ホワイトカラー・エグゼンプション
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070116-215714.html
【2007.01.15】●今年初の消費税・庶民増税阻止闘争本部の会議
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070115-162745.html
【2007.01.14】●雇用と地域経済を考えるシンポジウムに参加しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070114-220043.html
【2007.01.13】●第46回税研全国集会で、連帯のあいさつをしました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070113-173720.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、1月26日(金)発行予定です。
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