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第193号☆1月5日 今日は私にとって国会での仕事始め
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/1/5 第193号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
皆さんは、このお正月をどのようにお過ごしでしたか?
今年は、いよいよ選挙の年です。私は、1月4日に日本共産党の第3回中央委員会総会に出席し討論に参加して、たたかう決意を固めました。今日と明日も、党本部で日本共産党の全国地区委員長が開かれています。
発言を聞いていますと、各地域の実態がよく分かります。特に深刻なのは、高齢者や障害者などにしわ寄せが厳しく貧困化がすすんでいることです。この「豊か」と言われる日本で、餓死する人や孤独死が相次いでいるというのは、やはり社会・政治のシステムに、根本的な欠陥があるからだと思います。
そこにメスを入れて、きちんと正し、安心して暮らせる流れをつくりあげなければなりません。そのためには、財界支配=安倍内閣に正面からたち向かい「福祉の心」を政治の中心に据える党、日本共産党の前進が必要です。
今日は、私にとって国会での仕事始め。――25日に召集される国会での論戦に備え、いまから準備を始めなければなりません。といっても、銀杏の樹もすっかり葉が落ちて、議事堂も閑散としています。他の議員は、地元のあいさつ周りで忙しいようです。
今年の予算委員会では、暮らしの問題に焦点を当てた質問をやるつもりです。特に、増税・負担増が、じわじわと庶民生活を追い詰めていますので、その怒りを代弁しなければなりません。それができるのは、企業団体献金を1円も受け取っていない私たち、日本共産党議員の役割ですから……。
それにしても、安倍内閣は発足直後から、ズルズルと足もとが崩れるような事態が続いていますね。――郵政反対派の議員を復党させ国民からひんしゅくをかったり、自ら任命した本間政府税調会長や佐田大臣が辞職したり、閣僚にからむ疑惑が次々と浮かび上がったり……。支持率の急速な低下には、国民の怒りが反映していると思います。
安倍さんは、それにまともに答えず、新年の会見で「改憲を選挙の争点にする」と言い切りました。こんな総理大臣は、これまでになかったですね。逆ギレして、いっそう危険な方向に突っ走っている感じです。
いくら亥年でも、こんな猪突猛進はいただけません。この暴走を阻止して、平和で豊かな日本をつくりたいものです。いよいよ、反戦平和の日本共産党が、その存在意義が問われる年になります。私も、全力をあげてたたかいます。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●日本経団連の「希望の国、日本」(御手洗ビジョン)に思う
(1月2日付「奮戦記」より)
元旦に発表された日本経団連の「希望の国、日本」、いわゆる「御手洗ビジョン」は、今後10年間に財界が求める日本の姿を示した戦略文書として重要です。注目したいのは、「憲法などの変革」をも「広義のイノベーション」と位置づけ、財界本位の「日本改造」の方向を示していることです。
2010年初頭までに「憲法改正を実現」することを提起し、日米同盟を安全保障の基軸とし、「ミサイル防衛」能力の向上や2国間や多国間の共同演習の推進を求め、愛国心教育まで盛り込んでいます。
さらに、消費税を2011年度までに7%に増税し、その後10%にする2段階の引き上げ方針を提言しながら、他方で、法人実効税率については現行の約40%を30%に引き下げることを求めています。労働分野では、労働者派遣や請負労働のいっそうの規制緩和を提言し、ホワイトカラーエグゼンプション(労働時間規制の適用除外)の推進など、労働法制の根本的な転換を求めています。
このことに関連して思い出すのは、偽装請負を告発されたキヤノン会長の御手洗氏(日本経団連会長)が、「請負法制に無理がありすぎる」「これをぜひもう一度見直してほしい」と発言していたことです(昨年10月18日公表の経済財政諮問会議議事録)。法を犯しておいて、「法律の方が悪いから変えろ」というのですから、あきれてしまいます。それを、経団連の方針として正面から押しつけようとしているのです。
また、政府の役割を「最小限のもの」に限定し、社会保障制度を「経済の身の丈に近づけていく」として国民への負担増と給付抑制を要求しています。さらに、アジアの成長を大企業のもうけに取り込むた、2011年までに東アジア全域におよぶEPA(経済連携協定)の締結を求めています。
月刊「経済トレンド」(1月号)で、安倍晋三総理と御手洗冨士夫経団連会長が「『美しい国』、『希望の国』の実現をめざして」という対談がおこなわれています。それによると、御手洗氏は「『美しい国』、『希望の国』には相通ずるもの」があると述べています。
そして安倍総理は、すべてを「イノベーション」と「オープンな姿勢」を強調し、国際競争力に勝ち抜くために、「アジアの発展をいかに日本に取り込んでいくか」と述べ、そのための「税のあり方」が必要とのべています。
こんな財界ビジョンがそのまま実現されれば、巨大企業だけが多国籍企業として生き残るが、国内には荒廃した経済と国民生活の貧困化がいっそうすすむという現実ではないでしょうか。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.01.05】●今日は国会での仕事始め――論戦準備も怠りなく
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070105-173000.html
【2007.01.04】●日本共産党第3回中央委員会で、選挙方針等を議論
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070104-220010.html
【2007.01.03】●新年早々、ウラ金事件?―水谷建設の空港工事で
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070103-224757.html
【2007.01.02】●日本経団連の「希望の国、日本」(御手洗ビジョン)に思う
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070102-183239.html
【2007.01.01】●今年も全力で頑張りますので、よろしくお願いします
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061231-212419.html
【2006.12.31】●フセイン元大統領処刑で、イラクは“混迷”を脱せるのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061231-181304.html
【2006.12.30】●財界が高いという法人税実効税率「40%」は形だけ!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061230-205715.html
◇◆出版のお知らせ◆◇
2007年1月17日発売! 佐々木憲昭編著
『変貌する財界―日本経団連の分析』(新日本出版社)
お知らせは→ http://www.sasaki-kensho.jp/chosaku/info.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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◎「憲昭eたより」の次号は、1月12日(金)発行予定です。
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