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メールマガジンバックナンバー

第186号☆11月24日 今週も財金委は貸金業法改正案の審議

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/11/24 第186号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。急に寒くなり風邪もはやっているようです。お元気でお過ごしですか?

 さて今週の国会は、先週おこなわれた教育基本法改悪案の“与党単独強行採決”のあとを受けた対応からはじまりました。
 20日(月)の夕方の与野党国対委員長会談で、参議院の審議再開にあたって「国民の声をしっかり聞くこと、十分な時間をとった徹底審議をおこなうこと、与党単独での強行採決はしないこと」を与党が約束しました。また、衆議院では「教育基本法特別委で対総理を含む3時間の質疑をおこなうこととし、日時についてはできるだけ早く開催できるよう努力する」ことで与野党が一致しました。これをもって、国会は通常の審議に入ることになりました。

 この間、私の所属する財務金融委員会では、貸金業法改正案の審議に関連して、サラ金関係の視察、参考人質疑、法案審議を断続的におこなってきました。
 先週末には、東京・神田の街に繰り出してサラ金の調査をおこないました。神田駅周辺の雑居ビルにはサラ金のカンバンが並んでいます。そのほとんどが無登録業者で、ヤミ金がはびこっている異常な雰囲気が広がっています。この調査には、マスコミもたくさん取材に来ました。そのときの写真は、17日の「奮戦記」をご覧下さい。

 最近は、利益を伸ばしたサラ金会社が東京証券取引所に上場したり、大手銀行と提携する例も増えています。財務金融委員会の視察では、三井住友銀行を訪ね、アットローンやプロミスとの提携実態をヒヤリングし、実際に契約機を視察しました。銀行の入り口のところのスリガラスのボックスのなかに、サラ金の契約機が置いてありました。これは、どうも違和感がありますね。
 一緒に行った自民党議員のなかには、銀行の出身者も多く「俺たちの時とは、ぜんぜん違ってるな〜」と、嘆きにも似たため息がもれていました。

 参考人質疑では、貸金業者の団体である全金連の石井会長や、サラ金のプロミスとアイフルの社長にも来てもらいました。
 私は、全金連は、金利引き上げを求めて政治家などにさまざまな働きかけをおこなってきたのではないかとただしました。全金連は、2003年に出資法の上限金利を“34.675%に引き上げる”というとんでもない方針を決め、それを推進するため「金利・業法部会」をつくり福田氏(現アイフル社長)を部会長にして活動してきました。
 その福田氏は、「ヤミ金がひろがったのは、我々にとっては金利引き上げへの追い風だ。ミサイルが手に入ったようなものだ」と理事会の席で発言していたそうです。参考人として出席している福田氏に、この事実を確かめると「記憶にない」といいました。全金連の石井会長にいたっては「見当違いだ」と開き直りました。私は、「それなら証拠として、議事録を提出せよ」と求めました。――その後、理事会が開かれた時、自民党の筆頭理事が「佐々木さん! やっぱり“ミサイル発言”ありましたよ」と言ったのです。出された議事録に、はっきり書かれていたのです。
 委員会での質疑は、事実にもとづいてきちんと詰めることが必要だと、あらためて強く感じました。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●なぜ大企業減税=法人税減税ばかりが議論になるのか
                       (11月19日付「奮戦記」より)

 このところ、政府税調などの議論で大企業減税ばかりが話題になっています。
 日本経団連の御手洗冨士夫会長は、法人税の実効税率を10%引き下げるよう求めました。これにたいして、政府税制調査会の本間正明会長が、今日のフジテレビの報道番組に出演し、こうのべました。現在約40%の法人課税の実効税率について「中長期的な目安としては35%ぐらいまでに持っていく必要性がある」と。法人実効税率について具体的な引き下げの目安を示したのは初めてです。
 そのうえ、年明け以降の政府税調でこの問題を検討していく意向を表明しました。
 その一方で、自民党税制調査会の津島雄二会長はこうのべました。「個人消費が上がってこないのは、国民が年金や医療に不安を持っているからだ。税と社会保障制度の両方をちゃんとみて国民合意を形成しないといけない」と。
 高齢者や障害者をはじめ、庶民に増税を強いていながら、大企業にだけ減税といいうのは、誰がみてもひどいやり方ではないでしょうか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2006.11.24】●静岡県の皆さんと一緒に厚生労働省に要請しました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061124-163814.html
 【2006.11.23】●石原都知事の新疑惑、超豪華ギャラリーむだ遣い
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061123-215831.html
 【2006.11.22】●財金委で質問――「過払い金利」は即時返還せよ!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061122-231054.html
 【2006.11.21】●サラ金規制――財金委で参考人に被害者救済を質す
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061121-140951.html
 【2006.11.20】●庶民の福祉を削って、石原都知事が豪華外遊とは!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061120-201939.html
 【2006.11.19】●なぜ大企業減税=法人税減税ばかりが議論になるのか
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061119-204511.html
 【2006.11.18】●岐阜県関市の日本共産党演説会で国会情勢を報告
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061119-011826.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、12月1日(金)発行予定です。

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