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第169号☆7月21日 豪雨災害に遭われた方々に心からのお見舞いを
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/7/21 第169号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
梅雨があける頃になって、雨がますます激しく降っています。――長期に停滞している梅雨前線が刺激されてもたらされた豪雨は、各地で大きな災害を引き起こしており、これからも広がる危険性があります。災害に遭われた方々に、心からのお見舞いを申し上げます。
今日も、西日本から東日本の広い範囲で大雨の恐れがあります。日本共産党は、市田忠義書記局長を本部長とする豪雨災害対策本部を設置し、対策を強めているところです。
昨日は、政界に「激震」が走りました。宮内庁長官であった富田朝彦氏(故人)の手帳に残されていた昭和天皇の発言メモが公表されたからです。
メモによると、昭和天皇が1988年に、靖国神社のA級戦犯合祀について強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝はしていない」と語り、合祀した靖国神社宮司に「親の心子知らず」と批判を投げかけています。
日本共産党は、ただちに志位委員長の談話を発表しました。――昭和天皇自身は、日本の侵略戦争の最高責任者だったことは明白であり責任は免れません。しかし、天皇を“靖国史観”を国論とするために最大限に利用していた“靖国"派にとって天皇発言は重大な打撃となるものだ、という内容です。
“靖国”派のねらいは、まず首相に靖国参拝をさせ、それを政府の閣僚の全員と三権の長を勢ぞろいさせる行事に発展させ、さらに天皇の参拝を実現することにより「日本の戦争は正しかった」とする自分たちの戦争観を「公認の日本の国論」にしようとするところにありました。
ところが、これらの人々が利用しようとした天皇自身が、それを否定する発言をしていたのですから、足もとをすくわれたような大きな打撃となったのではないでしょうか。今日のマスコミに登場している“右派”“靖国派”の動揺ぶりは覆うべくもありません。「信じられない」「なぜだ」という反応が、それを示しています。
首相の靖国参拝の道理のなさが、いっそう浮き彫りになっているのに、小泉さんは「参拝は自由だ」などと開き直り、阿倍官房長官は「首相の判断だ」と言って合理化してます。もうこのへんで、首相の参拝はきっぱりとやめるべきではないでしょうか。
さて私は、いま本の執筆・編集に取り組んでいます。時間がなくて、なかか手がつかなかったのですが、7月末までには何とか完成させたいと頑張っているところです。この本は、私が雑誌『経済』4月号に書いた「財界の変貌と日米経済」という論文をもとにし、国会の仲間の論文も加えて共同作業でつくるものです。タイトルは『日本の財界はどう変わったか』。――この36年間の財界の変貌にともなって、行政・与党の政策決定過程にどのような変化が起こっているかを分析しようというものです。――何とか、秋には出版にこぎつけたいものです……。では皆さん、また来週!!
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●格差の原因は非正規雇用の拡大―「労働経済白書」
(7月16日付「奮戦記」より)
厚生労働省の2006年版「労働経済の分析」(労働経済白書)の原案が報道されました。それによると、20歳代を中心に非正規雇用が増えて収入の格差が広がったため、若者の結婚が大幅に減り、少子化の要因となっていると分析しています。
2006年の15〜34歳の男性に配偶者がいる割合は、「正規従業員」が約40%だったのに対し、「非正規従業員」や「パート・アルバイト」は10%前後にとどまっているそうです。非正規雇用の割合を1997年と02年で比較すると、20〜59歳まですべての年齢層で増加傾向がみられました。特に20〜24歳の年代で増加率が高く、02年は97年と比べてほぼ倍増し、30%を超えています。
ところで、経済協力開発機構(OECD)は6月末、対日審査会合をパリで開催し、日本社会で拡大している所得などの格差に強い懸念を示したそうです。OECDは、7月20日に対日審査報告書を公表する予定で、全6章のうち1つを格差問題に充てる見通しです。それによると、日本は従来、「所得の不平等度が少ない社会」と見られてきましたが、「最近は就労者の所得格差が拡大している」と警告しています。その理由として、企業が非正規雇用への依存を強めている点を挙げているそうです。
いずれにしても、大企業・政府の雇用政策がその根本にあることは明らかです。大企業に対して、正規雇用のいっそうの拡大を求めるとともに、政府にたいして雇用を安定させる政策を要求していかなければなりません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.07.20】●ただ働き(サービス残業)は、なぜ増えるのか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060720-175142.html
【2006.07.19】●日本の政治家にCIAが機密資金―米国務省の公文書
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060719-213742.html
【2006.07.18】●党議員団が民主団体・労組の代表と懇談しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060718-211312.html
【2006.07.17】●北朝鮮非難―安保理での“全会一致決議”の意義
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060717-213455.html
【2006.07.16】●格差の原因は非正規雇用の拡大―「労働経済白書」
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060716-203238.html
【2006.07.15】●愛知県知立市の党演説会で国政報告を行いました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060716-004852.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、7月28日(金)発行予定です。
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