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メールマガジンバックナンバー

第168号☆7月14日 暑い時期は、どこにいっても暑い!

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/7/14 第168号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 今週、私は、衆議院財務金融委員会の国内視察で、12日(水)から14日(金)まで、北海道の東部に行って来ました。この種の視察は、年に1回程度あります。
 財務金融委員長をはじめ、参加したのは、自民党、民主党、公明党そして日本共産党の議員です。
 なぜ、その地域を選んだのでしょうか。――日本経済のなかでも、いちばん景気回復が遅れている地域ですから、その実態をよく調べ現地の人々のお話を聞いて国政に生かす。――もちろん、これが目的です。同時に、地域的には涼しいところですから、頭を冷やすには、ちょうど良いということなのかも知れませんね。……ところが、参加者は「涼しくなかった!」というのが実感でした。
 涼しいはずの釧路でも、今日は、年に2〜3日しかないという“晴れで25度”という日だったのです。……暑い時期は、どこにいっても「暑い」ということですね。

 さて経済の実態ですが、北海道財務局、国税庁、税関などのお話をきいていると、だいたい通り一遍のものにすぎず、実態の深刻さを実感することはできないことが多いですね。それよりも、財政運営で苦労している自治体の首長さんのお話や、地域の中小企業の社長さんのお話などが、たいへん参考になります。――その主な内容については、「奮戦記」をご覧下さい。
 自治体の首長さんのお話を聞いていると、「新型交付金」という仕組みを導入しようとしていることに対して反発する声は、大変強いものがありました。 ――「新型交付金」というのは、これまでの地方交付金に代わるものとして、竹中総務大臣を先頭につくろうとしているものです。が、これは単純に「人口」と「面積」を基準にして地方交付金を配分しようという制度です。
 これにたいして、斜里町の町長も釧路の市長も「自治体の特殊性がまったく反映されない」「増えるのか減るのかわからない」と批判していました。
 この新制度は、いかにも「机上の空論」というやり方ですね。これをテコに、地方交付金を減らそうという魂胆だけはハッキリしています。

 今回は、斜里町から釧路へと回ったのですが、途中、風光明媚な場所に立ち寄ることもありました。そこでは、ときどき観光客から「佐々木議員ですか」と、声をかけられたり、「一緒に写真をとってくれますか」と言われ、感激しました。
 昨日も、ある人が「私のクルマのところで一緒に撮って下さい」というのです。その人と一緒に写すのかと思っていたら、そうではなく、クルマに「憲法改悪反対」とステッカーが貼ってあって、そのクルマを背に写真を撮るということだったのです。その人が「クルマで全国を回って署名を集めている」ということでした。
 集合時間に1〜2分遅れて、貸し切りバスに乗り込むと、他党の議員が「お〜!」といいながら一斉に暖かい拍手をしてくれたのです。そして「佐々木さんは全国区だからな〜」と言ってくれました。この種の視察にしてはめずらしい光景で、ただただ感謝あるのみです。
 これも、あの「ムネオハウス」追及があったからですね。――さぁ、これを力に明日からまた頑張りましょう!  

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●困難ななかでも頑張る北海道の農業・水産・観光産業
                    (7月13日付「奮戦記」より)

 財務金融委員会の北海道視察で訪問した斜里町では、町長の牛来昌さんから街の経済・財政状況の説明がありました。今日は、全国的に大変暑い一日でしたが、斜里町の平成17年度の平均気温は6.3度です。しかし、最高気温は32.8度、最低気温はマイナス23.3度だそうです。この50度以上もある気温の落差には、正直言って驚きました。
 斜里第一漁業協同組合の大川原忠士さんからは、水産業についてのお話がありました。斜里町の水産業は、さけ・ますで8割を占めています。それは、平成14年度に45億6875万円と底を打った後、15年度に59億5060万円、16年度70億8840万円、17年度88億5856万円と、上昇機運にあります。
 その理由は、漁業資源を増やす努力が実を結びつつあること、漁獲量が次第に増えていること、単価が上昇していること、――という説明がありました。その後、水産加工施設を視察しました。訪れたのは、(株)丸中しれとこ水産です。ここでは、地元の女性を雇って、鮭などの加工がおこなわれていました。説明によると、コストに占める輸送料の比率が高いため、最近の原油の値上がりは経営に打撃になっているということでした。
 また、ベトナムやタイに原料をいったん輸出して、現地の30分の1の低賃金労働力(ベトナムの場合は月7000円程度)を使って加工して逆輸入している。その方が、安くすむという話でした。斜里町の工場で働いているパートタイマーの時給は、700円だそうです。……なかなか、複雑な問題ですね。社長さんは、「港などのインフラは地元負担を減らしてほしい」という要望を出していました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.07.14】●財金委の視察――財政の深刻な実態を市長が訴え
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060714-210100.html
【2006.07.13】●困難ななかでも頑張る北海道の農業・水産・観光産業
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060713-222646.html
【2006.07.12】●財金委の北海道視察――雇用など依然として深刻
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060712-210011.html
【2006.07.11】●衆院財金委理事懇で日銀の内部規定について議論
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060711-165808.html
【2006.07.10】●政府・与党はあくまでも消費税大増税をねらうのか!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060710-224129.html
【2006.07.09】●政府はなぜ庶民にだけツケを回すのか!――骨太方針
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060709-222411.html
【2006.07.08】●創立120周年記念・東京函商同窓会総会に出席
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060708-194202.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、7月21日(金)発行予定です。

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   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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