メールマガジンバックナンバー
第167号☆7月7日 衆院議会代表として中国全人代議員と交流
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/7/7 第167号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
私は、先週末の7月1日(土)から一昨日(5日)まで、衆議院超党派の議会代表として中国全人代議員との交流のため訪問しました。その内容については、連日の「奮戦記」をぜひご覧下さい。
行ったところは、大連、旅順、北京です。――印象深かったのは、すべてにわたって大陸的で雄大なことです。
7月5日、私はその朝7時半ごろ、散歩から北京市内のホテルに戻りました。廊下を歩いていると、いっしょに来ている民主党の議員とバッタリ会いました。彼が「大変なことになっていますね」というのです。私は「えっ何が?」と。その議員は、「北朝鮮がミサイルを5発も撃って、日本海に着弾したそうです!」。
私は驚きました。なんという無謀なことをやるんだろうと。――その日は、午前中に政治協商会議の副責任者と会見する公式日程があって、ホテルのロビーに8時50分に各党の議員が集合しました。みんな硬い表情で、配布された「日本政府の談話」に見入っていました。――私はそれを見て、政府の対応に限って言えば、冷静で適切なものだと感じました。また、日本に直接の被害がなかったことがわかり少し安心しました。
その日の午後には、朝鮮半島を横切って日本に戻ることになっていたのです。しかし、中国側からはまったく言及はありませんでした。私たちは、冗談交じりで「乗る飛行機は大丈夫なんだろうな」と。「北朝鮮は技術レベルが低いから」とか「だから危ないんじゃないか」など……。ともかく、結果として無事日本に戻れたわけですが、ほんとうに何が起こるかわかりませんね。
昨日と今日、私は、日本共産党の第2回中央委員会総会に出席しました。今日午後には、不破哲三・社会科学研究所長から日中両党の理論会談についての報告がありました。私も、一昨日、訪中から帰ってきたばかりなので、大いに興味を持ちました。
不破さんは、現在の中国共産党がどのような理論的な状況にあるか、中国経済の実態、党の実態を明らかにするとともに、これに対する日本共産党の対応等についても話されました。――「市場経済を通じて社会主義へという道は、これまで成功した国はない。もし道を誤れば、資本主義に行きかねない。これは、世界にとってもわれわれにとっても、重要な問題だ」という趣旨の発言もあり、なるほどと思いました。
日本では、お年寄りへの大増税にたいする怒りが広がるなど、流れの新たな展開が起こっています。私も、スケールの大きな視野で大局的な確信を持ち、さらに頑張りたいと思っています。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●中国の人民大会堂で日中議会交流――第1、第2セッション
(7月3日付「奮戦記」より)
今日は、朝9時から第2回日中議会交流委員会が、人民大会堂・北京の間で開かれました。午前中に、第1セッションがありました。
中国全人代常務委員会副委員長はじめ中国の議会代表から、3つの提案がありました。
第1は、日中議会交流のメカニズムの連続性を保つこと。来年は、中国から日本に全人大の代表を送り日本の議員と交流をしたい。
第2は、日中両国議会の指導的・事務当局など各分野での友好協力をはかること。
第3は、若手議員の交流をすすめること。
中国側から、首相の靖国参拝について言及があり、両国間の政治的困難をもたらしていることを心配しているという趣旨の発言がありました。これにたいして自民党の議員から、総裁選挙がある9月以降には状況が変わるだろうという発言がありました。また、公明党の議員も社民党の議員も、明確に「首相の靖国参拝には一貫して反対している」と発言しました。
私は、「首相の靖国神社への参拝には一貫して反対している」と日本共産党の立場を明らかにし、「靖国神社は、戦前、侵略戦争遂行の精神的支柱の役割を選挙区的に果たし、戦後もこの侵略戦争を賛美している。その靖国神社を国の代表である首相が参拝することは、過去の侵略戦争を肯定する立場に日本が立つことを内外に表明することになる」と批判しました。
そのうえで、靖国参拝をやめるとともに、少なくとも1995年8月15日の「村山談話」に立ち戻るべきだと述べました。
続いて、午後におこなわれた第2セッションで、日中間の経済交流、エネルギー問題、環境問題などについて、議論がおこなわれました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.07.07】●2中総の2日目――“格差拡大”と党の役割など議論
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060707-200142.html
【2006.07.06】●今日から日本共産党第2回中央委員会総会に出席
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060706-195309.html
【2006.07.05】●第2回日中議会交流が終わり日本へ帰ってきました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060705-232054.html
【2006.07.04】●唐家セン国務委員、呉邦国全人代常務委員長と会見
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060705-001352.html
【2006.07.03】●人民大会堂で日中議会交流――第1、第2セッション
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060703-215018.html
【2006.07.02】●今日は、中国の旅順→大連→北京へと移動しています
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060703-002902.html
【2006.07.01】●中国の大連市を訪問―人民代表大会常務委員会と交流
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060701-212727.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、7月14日(金)発行予定です。
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