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メールマガジンバックナンバー

第137号☆12月9日 今日・明日、名古屋市内で行動 明後日、岐阜県で行動

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。 2005/12/9 第137号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 いま国会で、最大の焦点となっているのは、マンションなどの耐震強度偽装問題です。参考人質疑に続いて、今週も、国土交通委員会で質疑がおこなわれました。そして、ついに来週の14日に姉歯一級建築士や木村建設、総研などの代表を「証人喚問」することになりました。

 そうそう、先日、エレベータで小池百合子環境大臣にお会いしました。大臣は「佐々木さんは、質問しないんですか?」というのです。私は「担当が違いますので」と答えましたが、大臣は続けて「ムネオハウスのようなものがあるんじゃないですか?」と水を向けてきたので、私は「あっなるほど、それは、あるかも知れませんね」と言ったら、大臣は「アハハ!」と笑っていました。……案の定、自民党の伊藤公介議員の不可解な動きなど政治家との癒着を示すいろいろな問題がでてきています。

 被害者対策で、政府は、解体費、移転費、家賃などへの被害者支援策を決めました。これは当然です。でも、いちばん問題なのは、数千万円もの住宅ローンを抱えた居住者をどう解決するかです。政府の施策では、その道すじがしめされていません。重いローンを払いつづけながらの生活再建はとても大変で、めどさえ立っていない方々が多いのです。政府の対策は、この問題に踏み込んでいません。

 全面的な建て替えか、契約の解除・住宅ローン解消かを選べる支援の枠組みをつくることが必要です。それにかかる費用は、被害をあたえた当事者がまず最大限負担するのが当然です。それでも足りませんから、関連金融機関、不動産業界の協力と負担も必要になります。

 考えてみると、この事件の背景には、「官から民へ」「規制緩和」という流れがあります。国が命にかかわる分野まで公的責任を次々と放棄する政策をすすめ、その一方で、企業が「利潤第一主義」に走って、利潤さえあがれば「あとは野となれ山となれ」という無責任な行動をとる。―― この傾向を、極端にすすめたのが小泉「構造改革」でした。

 最近、六価クロムなどの有害物質を含む土壌埋め戻し材=フェロシルトの問題が、愛知、岐阜、三重などで大きな焦点になっています。私は、12月2日に、フェロシルトを製造している三重県四日市市の石原産業に実態調査をおこないました。
 今年の5月に、日本共産党が「製造工程に問題があるのではないか。フェロシルトにアイアンクレーンという他の物資が混入した可能性がある」と指摘していたにもかかわらず、まともな調査をやらずに放置し、10月はじめになってようやく聞き取り調査をする始末でした。本当に無責任だと思います。

 石原産業の社内報「ISK新聞」には、「収益力を大幅にアップすること」「事業規模の倍増を目指すこと」「成長性ある企業に脱皮すること」など、ともかく利益第一主義の目標が掲げられています。――この姿勢がが事件の背後にある! そう実感しました。

 大企業が社会的な責任をきちんと果たし、国民みんなが安心して暮らすことができる社会を目指し、これからも頑張る決意です。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●大企業143社の“ため込み利益”は204兆円に!
                        (12月7日「奮戦記」より)

 驚きました。――大企業は、表に出る利益だけでなく、内部にため込んだ利益も巨額にのぼっていることが明らかになりました。
 全労連(全国労働組合総連合)と労働総研(労働運動総合研究所)が発表しました。

 全労連と労働総研が発表した『2006年国民春闘白書』によると、トヨタ自動車など主要な大企業143社(銀行、証券除く)のため込み利益(連結内部留保)は、1年間で21兆円も積み増し、204兆円にのぼっています。
 内部留保というのは、企業がため込んだ隠し利益を含むさまざまなもうけのことです。
 全労連は、「連結剰余金」「資本準備金」「退職給付引当金」「長期負債性引当金」の四つの合計額を連結内部留保としています。

 国の予算が約80兆円ですから、その約2.5倍もの規模になります。
 トヨタ自動車の今年3月期の連結経常利益は1兆7546億円です。その連結内部留保は、10兆3613億円とトップです。
 この間、労働者は、リストラ・首切りと正規から非正規への置き換えで、常用雇用労働者は124万人も減少しました。
 現金給与総額は、年間で25万円の減収となり、勤労世帯の実収入も年間37万円減りました。

 そのため『白書』は、「内部留保は、低賃金と長時間過密労働による労働者からの搾取、下請単価切り下げなどの中小企業いじめによる収奪などの結果にほかならない」と指摘しています。
 このようなため込み利益は、労働者や社会にきちんと還元すべきではないでしょうか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.12.09】●名古屋市内の国政報告、党を語る集いでお話しました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051209-215305.html
【2005.12.08】●CBCラジオのインタビュー、小泉「改革」勉強会
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051208-223550.html
【2005.12.07】●大企業143社の“ため込み利益”は204兆円に!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051207-192925.html
【2005.12.06】●障害が重いほど負担の増える「応益負担」を見直せ!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051206-181833.html
【2005.12.05】●義務教育費国庫負担堅持、教育条件整備の拡充
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051205-213934.html
【2005.12.04】●四日市民商まつり、津の党躍進の集いでお話しました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051204-224302.html
【2005.12.03】●「小さな政府」で多くの法案をダンゴにしていいのか!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051203-205608.html

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇

       *:,..,:* 「街頭演説会」 *:,..,:*
  12月10日(土) 14時00分〜 愛知県・名古屋市栄ガスビル前にて

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、12月16日(金)発行予定です。

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【憲昭eたより】
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   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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