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メールマガジンバックナンバー

第130号☆10月21日 今週の憲昭さんも国会内を走りまわっています

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。.2005/10/21 第130号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 国会議事堂のなかは、重苦しいムードがただよっています。というのも、「圧勝」したのだから何でもできる!と思いこんでいる小泉さんが、あまりにも“傍若無人”にふるまっているからです。
 小泉さんが仕掛けたのは――靖国神社参拝の強行、議員年金廃止……。これが、与党のなかに「えっ何で?」と衝撃をひろげているからです。最近は、よるとさわると、与党も民主党も「暗い話題ばかりだなー」などと自虐的に話しているわけです。
 どんなときに? 宿舎から国会までのバスのなか、委員会理事会での他党との雑談など。それに意外と多いのは、エレベーターのなかでの他党議員との瞬間的な会話です。
 たとえば、こんなことがありました。――小泉首相が、靖国神社に参拝するというニュースが伝わった日の朝、私は、エレベーターで、公明党の議員と一緒になりました。その議員は「また靖国に行くって、総理が騒いでるな」というのです。私は「そんなことでいいんですか」というと、「良くないよ!憲法違反だ!!」と吐き捨てるように言い、ぷいと出て行きました。
 おなじようなことは、議員年金をめぐっても起きています。私たちは、特権的な制度を廃止して、国民の税金を使わない制度になおすべきだと提案しているのですが……。この問題は、議院運営委員会のなかに設置されている「議会制度協議会」で、もっぱら議論されています。
 その協議は、今週もおこなわれました。各党からの提案が出そろい、いよいよ本格的な議論が始まると思っていたところ、与党のそれまでの提案が“鶴の一声”で突然、変わってしまったのです。それまでの「段階的な改善」から、「即時廃止」へと……。
 その日の夜、宿舎のエレベーターで川崎議運委員長と一緒になりました。私が「与党の議員年金の方針が変わったようですね」というと、川崎さんは「わたしは何も聞いてない」というのです。私は「そうなると、あの議運の議論は何だったのか、ということになりますね」と水を向けたら、「その通りですね。議長もたいへんご立腹でした」と言ってました。ん〜!これは、かなり強引なトップダウンだ思わずにはいられません!
 ですから、議院運営委員会の理事会に出ても、与党から出るのは不満の声ばかりです。……「もうやってられない」。「これではホントに大変なことになる」など。――それなら、どうして小泉さんをいさめないのでしょうね。

 そうそう、前回のメルマガで間違いがありました。申し訳ありません。
 ひとつは、「2003年は、『官』から『民』へ、650兆円もの資金が流れています」と書いたこと、ふたつは、「2015年には、『官』から『民』へ、950兆円もの資金が流れることになるのです」と書いたことです。――「官から民へ」ではなく「民から官へ」がただしいのです。まったく逆に書いてしまいました。読者から指摘があって気がつきました。ほんとうに、すみませんでした。
 忙しすぎて、こんなかたちで疲れが出ているのかも知れませんね。
 ……よしっ!来週は疲れないように、もっと頑張るぞ〜!! (^^)/

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●小泉首相の靖国神社参拝に厳しい抗議の声広がる
                       (10月17日付より)
 小泉首相は今日、突然、靖国神社の参拝を強行しました。
 日本共産党の志位委員長は、「戦後60年という節目の年に、自らの信条を国の利益の上に置く態度だ。総選挙で圧倒的多数の議席を得たことを背景に、数の力のおごりも働いているのではないか」と批判しました。
 また「首相としての資格と責任が厳しく問われる。日本外交の行き詰まりを一層袋小路に追いやるもので、許しがたい」とのべました。
 河野洋平衆院議長も、「できる限り慎重にすべきだと言ってきただけに残念だ。マスコミの世論調査を見ても(参拝が)国民の総意を代表するものだとは受け取れない」と述べ、首相の姿勢を批判しました。
 首相の靖国参拝について、大阪高裁は9月30日、「職務行為で、憲法で禁止された宗教的活動にあたる」として違憲と判断したばかりです。
 靖国神社は、戦前、侵略戦争遂行の精神的支柱の役割を積極的に果たし、戦後も、この侵略戦争を美化・礼賛しつづけ、軍国主義復活の“旗ふり役”となってきました。
 首相の参拝は、平和・民主の憲法を二重、三重に踏みにじるものであり、日本政府が過去の過ちにまったく無反省であることを、内外にあらためてしめしたものです。
 靖国神社はもともと「天皇のために戦死した軍人・軍属をまつる神社」です。
 同じ戦争犠牲者でも、たとえば西南戦争で没した西郷隆盛はまつられていません。また、大空襲で犠牲となった国民もまつられていないのです。
 戦後、一宗教法人とされてからも、「国事に殉ぜられた人々」を「英霊」としてまつるという、戦前の神社創建の趣旨はそのまま踏襲されました。
 しかも、1979年には、太平洋戦争を開始した東条英機元首相をはじめ14人のA級戦犯が、ひそかに「昭和殉難者」として合祀されていたことが明るみに出て、大問題になりました。
 靖国神社は、これらA級戦犯を「連合軍の、形ばかりの裁判によって一方的に“戦争犯罪人”という、ぬれぎぬを着せられ、無惨にも生命をたたれた」(「やすくに大百科」靖国神社社務所発行)人たちだとして、実際とは逆に被害者のように描いています。
 これは、侵略戦争を引き起こした戦争責任を真っ向から否定するものです。
 小泉首相が、靖国神社に参拝することは、侵略戦争を肯定する立場に日本政府が立つことを、公然と内外に表明することになるのです。

 ≪毎日の奮戦記はこちらから≫
  【2005.10.21】●静岡県の皆さんとご一緒に政府交渉をおこないました
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051021-222358.html
  【2005.10.20】●岐阜県の政府交渉に参加、議運、本会議、全建総連
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051020-224659.html
  【2005.10.19】●被爆者、障害者に冷たい政治を絶対に許さない!!
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051019-215619.html
  【2005.10.18】●財務金融委で銀行業法改正案について質問しました
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051018-183924.html
  【2005.10.17】●小泉首相の靖国神社参拝に厳しい抗議の声広がる
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051017-182135.html
  【2005.10.16】●刈谷市の党創立記念集会で講演、名古屋駅頭街宣
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051016-201134.html
  【2005.10.15】●政党支部の“解散”と法的措置についてどう考えるか
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051015-170459.html

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◎「憲昭eたより」の次号は、10月28日(金)発行予定です。

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