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メールマガジンバックナンバー

第129号☆10月14日 明後日(日)愛知県刈谷市「党創立記念集会」で講演

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。.2005/10/14 第129号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者のみなさん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 いま、国会のなかは、圧倒的多数を占めた自民党がわが物顔に闊歩しています。郵政民営化法案も、衆議院ではわずか1日半、参議院でも同様の短時間の質疑で採決されてしまいました。民主党も「採決に強く反対はしない」という態度ですから、「白旗」を半分掲げたようなものです。
 こうなると、あれだけ多くの障害者が抗議行動に押し寄せている障害者自立支援法案(障害者自立破壊法案)も心配です。日本共産党がもっと議席を占めていたら……と思わずにはいられません。

 あっ、そうだ! 先日、自民党の「刺客」のひとり、片山さつき議員とエレベーターで一緒になりました。片山さんは、「財務省にいたときはいろいろお世話になりました。こんなことになりまして……」と。私は、「永田議員に対してパワーのある質問をしていたじゃないですか」と水を向けると、「後輩なので、やさしく言ったのですが」と言われました。私は「あれでやさしい?」……むむ!という感じでしたが。
 その後、財務金融委員会の理事会で、永田議員が「片山さんは、私より10歳ほど年上の先輩で、あるとき、財務省内の会議でコテンパンにとっちめられたことがあり、トラウマになっているんだ」と独白していました。……なるほど、そうだったのか。

 それはさておき、国会というところは一寸先はヤミですね。じつは昨夜、夕方6時頃になって、「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」という長い名称の委員会(略称=倫選特)で「質問をしてくれないか」という話がきたのです。吉井英勝議員が、他の委員会での質問や国家基本政策委員会の幹事会などがあるため、質問ができなくなったというのです。
 急きょ、日本共産党国会議員団の関係スタッフに集まってもらって会議をおこない基本方向を決め準備に取りかかりましたが、作業は深夜に及びました。

 与党の法案は、政治団体間の献金に5000万円の上限規制をつくるというものです。しかし、複数の政治団体に献金すれば何の規制にもなりません。また、政党と政治資金団体を除いているので、自民党でいえば自民党本部と支部、国民政治協会に対しての献金には一切規制がかからないのです。問題となった「迂回献金」に対する規制措置も一切ありません。これらの問題点を指摘すると、質問後、与党の議員から「その通りだよ」と声をかけられました。それなら、きちんとした法案を提案すべきではないでしょうか。
 質問の内容については、本日の「奮戦記」と、明日書く予定の「奮戦記」でご紹介しますので、ぜひご覧下さい。

 与党は、郵政民営化法案を「処理したから」というので、いよいよ来週から多数の法案を各委員会で短時間の審議ですませて、押し通そうとしています。――しかし国会は、「悪法製造機」ではありません。来週も、しっかりとした対応をしていく決意です。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●財金委で財務・金融大臣に資金の流れについて質問しました
                     (「奮戦記」10月12日付)

 財務金融委員会で「官から民への資金の流れ」について質問しました。
 小泉総理は「官から民へ」をスローガンにかかげ、郵政民営化をおこなえば、資金の流れが官から民へ変わり経済が活性化すると言ってきました。ほんとうにそうなのでしょうか。私は、政府の統計をもとに主な資金の流れを示しました。
 2003年は、「民」から「官」へ、650兆円もの資金が流れています。その理由は、内需が冷え込み民間企業の資金需要が停滞してきた反面、国と地方の借金=財政赤字が大きくなったからです。そのため、金融機関の資金が「民」に流れず、国債・地方債など「官」の方に流れてきたのです。
 郵政民営化によって資金の流れが「官から民」に変わるというなら、民営化が完成する2017年に、どのような流れになるのでしょう。6月1日の経済財政諮問会議に、慶応大学の跡田直澄(あとだなおずみ)教授と内閣府経済社会総合研究所の高橋洋一(たかはしよういち)氏が出した資料があります。これは、竹中大臣も「私たちの前提に基づいて試算したもの」と評価しているものですが、その試算によれば、国と地方の借金残高は、2003年から2017年までの間に、700兆円から1120兆円に増えることになっています。
 そのため、「民」から「官」へ、950兆円もの資金が流れることになるのです。「官から民」どころか、「民から官」への資金の流れが、いっそう強まるのです。小泉内閣が、国民に説明してきたのとは正反対の流れです。郵政民営化をしたら、「資金が民間に流れて経済を活性化させることができる」という理屈は、まったくデタラメだったのです。
 資金は需要のあるところに流れます。ほんとうに資金の流れを変えるというなら、家計消費を暖めて国内需要を拡大し、企業活動を活性化して資金需要を増やすこと、そして、無駄遣いにメスを入れて国債の増発をおさえ財政再建に道を拓くこと。
 ――こうしてこそ、資金が「民間」に流れていくのです。郵政民営化をしても、そうはならないのです。

 ≪毎日の奮戦記はこちらから≫
  【2005.10.14】●倫選特で迂回献金・公益法人の脱法を許すなと質問
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051014-192357.html
  【2005.10.13】●明日は急きょ、倫選特で政治資金規正法案の質問!
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051013-220610.html
  【2005.10.12】●財金委で財務・金融大臣に資金の流れについて質問
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051012-230832.html
  【2005.10.11】●郵政民営化法案が可決――笠井亮議員が反対討論
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051011-191459.html
  【2005.10.10】●「ワイド!スクランブル」に出演、大増税を議論しました
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051010-205358.html
  【2005.10.09】●野田議員が「反対」から「賛成」に態度を変えるって?
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051009-191914.html
  【2005.10.08】●郵政民営化―半数の国民が支持しなかったのは?
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051008-190240.html

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇

    *:,..,:* 愛知県刈谷市「党創立記念集会」 *:,..,:*
     10月16日(日) 13時30分〜 刈谷市民会館にて

    *:,..,:* 街頭宣伝 *:,..,:*
     10月16日(日) 16時30分〜
     愛知県名古屋駅西口ビックカメラ前にて

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、10月21日(金)発行予定です。

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