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第128号☆10月7日 今日、郵政特で小泉総理に質問しました。

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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★:・'゜:*:・'   2005/10/7 第128号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者のみなさん、こんばんは。秘書の山本です。

 今日、郵政民営化特別委員会で憲昭さんが小泉総理に質問しました。NHKの中継もあったので、ご覧になった方もいらっしゃるのでは?
 質問の中身については、いつものように、今日の憲昭さんの奮戦記をご覧ください。

 さて、今日の委員室は、総選挙で「刺客」ともてはやされた「小泉チルドレン」の初質問があったり、対案を出した民主党が答弁席にいたこともあって、今までの郵政特の雰囲気とはまったく違うものでした。
 午前中の片山さつき議員、佐藤ゆかり議員の質問については、夕刊でさっそく取り上げられています。
 片山さつき議員…「議員になって『待ってました』とばかりに勢いづいた形だ。ただ、気負いすぎたのか、声は上ずり一本調子だった」(毎日新聞夕刊)。「専門用語を連発。質問の随所で『なぜそのようなことが可能か、お答えいただきたい』と詰問調で迫った」(読売新聞夕刊)。
 佐藤ゆかり議員…「エコノミストらしく、郵便貯金問題の数字を使っての追及だったが、資料の棒読みが目立つ」(毎日新聞夕刊)。「質問原稿を淡々と読み上げるスタイル」(読売新聞夕刊)。
 民主党との議論については、「かみあわなかった」(毎日新聞夕刊)と書かれていました。
 テレビでは、質問が終わって委員室の後の方に座っている2人が頻繁に映ります。「小泉チルドレン」の初質問で見せ場が終わってしまうと、委員室は「消化試合みたいだよなぁ」と囁かれるくらい、なんだかしまりのない雰囲気です。

 そんな中、憲昭さんの質問は、16時30分から始まりました。
 憲昭さんは、まず最初に小泉総理に「郵政公社の公務員を民間人にしたら、いくら節約されるのか」と質問。
 途端にヤジが飛び交います。
 小泉総理は、「いくらとは数字はわかりません」といい、長々と「見えざる負担」があると答弁します。郵政公社は、独立採算なので、税金は1円も入っていません。まったく、答えになっていないのです。

 次に、憲昭さんが「総選挙の結果、議席の上では自民・公明が過半数を占めたが、小選挙区の得票は与党と賛成派が49%、野党と反対派無所属などは51%だ。『国民投票』だとしたら、郵政民営化法案は否決されたのではないか」と、パネルを見せて質問。
 ますます、ヤジがひどくなります。
 小泉総理は「そういう選挙制度なんだから」とか「比例代表では、与党の方が多かった」とか、挙句の果てに「小泉内閣の4年間の実績とこれからの方針を含んでいる選挙だ」と答弁しました。「郵政民営化に賛成か反対か国民に聞きたい」といって解散し、「郵政が最大の争点だ」といって選挙をしたのは、小泉総理です。終わってしまえば、何とでも言えるということなのでしょうか。

 ヤジはどんどん激しくなります。
 憲昭さんの質問の直前まで、しまりがなかった委員室が、憲昭さんの登場と同時に静まり返り、与野党の委員がピリッとしたのです。だいたい、聞かれたくないこと、痛いところを突かれたときに、ヤジが激しくなるのです。
 後で同僚秘書から聞いたのですが、政府の役人の控室があるフロアは、誰一人廊下を歩いておらず、廊下にはテレビから流れてくる憲昭さんの声が響いていた。どの省庁控室もみんな憲昭さんの質問を食い入るように見ていたと。

 憲昭さんの質問が終わってから、傍聴していた方が「選挙で大多数の議席を占めた小泉総理や与党の“おごり”がよく見えた」と、感想をおっしゃっていました。
 また、メールでも「『郵政民営化で税金が節約出来る』と言ってきた小泉首相が、佐々木議員から『郵政事業へ税金が投入されていない』という事実を指摘されて“激情型”になっているのを見て笑ってしまいました。『郵貯と簡保の全国ネットワーク義務付けを無くすと基金が必要になる』なら、何を民営化する必要があるのかな?とあきれました。」と、感想が寄せられました。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●郵政を民営化しても「官から民」にカネは流れない
                        (「奮戦記」10月5日付より)

 小泉総理は、選挙の中でもさかんに「官から民へ」と言ってました。
 郵政民営化をおこなえば、「資金の流れが官から民へ変わり経済が活性化する」と。ほんとうにそうなのでしょうか。

 カネの流れを決めるのは、基本的には資金の需要があるかどうかです。
 この間、内需が冷え込み民間企業の資金需要が停滞してきました。その反面、国と地方の借金=財政赤字が大きくなりました。
 だから、金融機関の資金が「民」に流れず、国債・地方債など「官」の方に流れてきたのです。
 これは、変わるのでしょうか。
 国と地方の借金残高の見通しはどうでしょう。
         2003年度   693.5兆円
         2012年度   947.7兆円
         2017年度  1120 兆円
 このように、国と地方の借金残高は、2003年から2017年までの間に、約700兆円から1120兆円に、420兆円も増えることになるのです。
 「官から民」どころか、「民から官」への流れが、いっそう強まります。
 小泉さんが国民に説明してきたのとは、正反対の流れではないでしょうか。

 ほんとうに「資金の流れを変える」というなら、民間の資金需要を伸ばさなければなりません。
 そのためには、家計消費を暖め国内需要を拡大し、企業活動を活性化するしかないのです。また、無駄遣いにメスを入れて国債の増発をおさえ財政再建に道を拓くことです。
 こうして、はじめて資金が「民間」に流れていくのです。
 郵政民営化を実行したからといって、「官から民へ」というカネの流れは決して発生しないのです。

 ≪毎日の奮戦記はこちらから≫
  【2005.10.07】●郵政特で小泉総理に「国民は支持していない」と質問
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051007-210951.html
  【2005.10.06】●郵政民営化の論戦が始まり、私は明日質問します
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051006-194343.html
  【2005.10.05】●郵政を民営化しても「官から民」にカネは流れない
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051005-232542.html
  【2005.10.04】●熱気あふれる業者婦人の国会請願デモを激励しました
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051004-192818.html
  【2005.10.03】●道路四公団の民営化で、腐敗の何が変わるのか!?
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051003-192600.html
  【2005.10.02】●民主党は「改憲」のスピードも自民党と競うというのか?
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051002-175726.html
  【2005.10.01】●靖国参拝「違憲判決」を首相は厳粛に受け止めよ!
   → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/051001-134505.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
  → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、10月14日(金)発行予定です。

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