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メールマガジンバックナンバー

第79号☆1月28日 今日、予算委員会で総理に質問しました!

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
◆──−- - -憲 昭 e た よ り- - - -−──◆   2005/1/28 第79号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者のみなさん、こんばんは。秘書の石井です。
 1月21日開会された通常国会ですが、本会議での代表質問、補正予算案の審議を経て、きょう28日、04年度補正予算案が衆議院を通過しました。「アッ」という間でした。補正予算の審議は、2日間でわずか10時間(各党一巡のテレビ放映分)でした。
 憲昭さんは、この日、小泉首相と中川経済産業大臣らを相手に質問にたちました。持ち時間は、わずか20分。しかも、テレビ放映はありませんでした。小泉首相に対し、無配当の企業からの自民党への政治献金問題を、中川大臣に対しては、NHK番組改変問題で、「圧力をかけていない」とする、その不可思議な対応を追及しました(詳しくは「奮戦記」をご覧下さい)。

 ところで、今国会は、出足から何か波乱含みです。まずは本会議。代表質問の初日から小泉首相の答弁が不満だとして民主、社民両党が、議場から退場しました。本会議での退席騒動は、戦後の国会史上初めてのことです。同僚の山本秘書の表現を借りれば、今国会の動きは「ナンカ、ヘン」なのです。日本共産党は、「小泉首相はもっとていねいに答弁をすべきだった。同時に、答弁に不満があれば論戦を通じて問題にすべき」(市田書記局長)と、同調しませんでした。当然のことです。

 「ナンカ、ヘン」なことが、ほかにもいくつかあります。一般紙にもこんなふうに指摘されています。
 「民主――戦略なき質問 首相――意欲なき答弁」(「毎日」1月28日付)、「首相の“誘い水”民主乗る 年金改革協議へ」(「読売」同日付)。同紙は、こんな「解説記事」も書いています。「衆院予算委員会。年金見直し問題をめぐる民主党の川端幹事長と小泉首相のやりとりはこれまでと一転し、対決ムードはやわらいだ」。
 ほかにもあります。中川経済産業大臣に対し、NHK番組改編問題で質した民主党の長老議員は、「(当該番組放映後の2月2日にNHKに会っても)『若手議員の会』の代表は務まるはずがない」「2月の(放映される)前に会うなり、意見を言わなければ政治家じゃない」と、むしろ、しっかり筋を通して圧力をかけよ、とも言わんばかりの質問をしているのです。

 昨年の総選挙で「2大政党制」がマスコミなどで注目され、ずいぶんと持ち上げられてきました。ところが、国会の現場では、このようにちょっと事情が違ってきているのです。「社会保障のため」、自民党と消費税増税を競い合う野党の「主張」を、ナマの国会論戦で聞くようにもなりました。
 補正予算が採択されたきょうの衆院第1委員室。討論に立った社民党の議員に対して、自民党席からこんな野次が飛んできました。「何でも民主党と同じでは埋没するぞ」。彼らなりの鋭い野次です。いよいよ来週から、来年度予算案の審議が焦点になります。「政治とカネ」の問題、橋本1億円ヤミ献金疑惑での証人喚問などについて、「予算委員会としてどう対応するのか」「きちんとした筋道をたてるべし」――予算委員会の日程を協議するきょうの理事懇談会で憲昭さんはこう主張しました。真の野党の役割が問われます。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●ヤミ献金事件で「橋本不起訴は不当」と検察審議会
          (2005年1月27日「奮戦記」より)

 今日、検察審査会は、自民党旧橋本派の1億円ヤミ献金事件で、橋本元首相など3人を不起訴とした検察の処分は不当だとする議決を行いました。
 この事件は、旧橋本派が、日歯連から受け取った1億円の献金を、政治資金収支報告書に記載しなかったとして問題になっているものです。
 東京地検特捜部は、当時、派閥の会長だった橋本元首相や、青木幹雄氏、野中広務氏を不起訴処分としていました。
 しかし、東京第二検察審査会の議決では、橋本元首相については「監督上、十分な過失があり、派閥代表を降りただけでは世間は納得しない」としています。

 また、青木氏らについても、「収支報告書に記載しないことを決めた幹部の一員で、当然責任がある」として再捜査を求めています。
 これにたいして東京地検は、「必要な捜査をして、処分を慎重に判断したい」としています。
 私は、この東京第二検察審査会が下した「捜査をやり直せ」という議決は当然だと思います。
 もともと、1億円を受け取った橋本氏とその場にいた青木氏、野中氏を不問に付したのはきわめて不自然でした。

 ただし、収支報告書に記載していなかったことだけが問われているのが問題です。
 日歯連が、何のために1億円もの大金を渡し、それが何のために使われたのか、そしてそれが派閥ぐるみでどう扱われたのか、これらを含めて究明する必要があります。
 国会は、政治的・道義的責任の追及を徹底的におこなうべきです。
 私たちが求めている関係者の証人喚問の必要性は、ますます高まってきました。その実現のため、いっそう努力したいと思います。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2005.01.27】●ヤミ献金事件で「橋本不起訴は不当」と検察審議会
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050128-003000.html
 【2005.01.26】●女性国際戦犯法廷とNHK問題を考える院内集会
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050126-212900.html
 【2005.01.25】●穀田さんが日本共産党を代表して質問にたちました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050125-225844.html
 【2005.01.24】●今日から衆議院本会議で代表質問がはじまりました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050124-184507.html
 【2004.01.23】●森派の議員への資金提供――数億円の不記載疑惑
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050123-181228.html
 【2005.01.22】●小泉首相の施政方針には本会議全体がしらけました
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050122-221220.html
 【2005.01.21】●今日から通常国会。国会請願デモを激励しました!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050121-231712.html

◇◆今週の政治経済キーワード=「04年度補正予算」◆◇

 04年度補正予算は、昨年の大型台風や新潟県中越大震災の被災地復旧のための災害対策が中心となっています。歳出規模は、全体で4兆7678億円。財源では、新規国債の増発はしていません。歳出のうち災害対策費に1兆3618億円、社会保障関係費の増加などに対応するための義務的経費の追加に5957億円を計上しています。……
 (続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、2月4日(金)発行予定です。

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