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国会での活動

国会での活動 − 国会質問

【12.03.16】財務大臣「コメ守る」明言できず TPP参加やめるべきと批判

   2012年3月16日、佐々木憲昭議員は、財務金融委員会で、「コメ輸入に一定の歯止めをかけている関税まで撤廃される環太平洋連携協定(TPP)に参加すべきでない」とただしました。

 佐々木議員は、国内大手スーパーが国内産米より2割〜3割安い中国産米を7都県で発売するとされていることにふれ、「外国産米が大量に流通したら、日本のコメを守れるのか」とただしました。
 安住淳財務大臣は「そんなに大きな問題にはならない」と無責任に答えました。

   佐々木議員は、野田佳彦総理大臣がTPP参加に関し「守るべきものは守る」とのべたことをあげ、「コメは『守るべきもの』か」と追及しましたが、安住大臣は「現時点では言えない」とのべました。
 佐々木議員は「コメを守るとはっきり言えないのは重大な問題だ」と批判しました。
 例として、日本国内に子会社に持つ米ウォルマートが、日本のTPP参加が「貿易上・競争場の障壁について取り組む好機だ」と米政府に意見をのべていることをあげて、「関税撤廃のチャンスだと米政府に圧力をかけている。日本の農業を守れるとなぜ言えないのか」と迫りました。

 安住大臣は「守るべきものは守る」と空疎に繰り返すだけでした。これでは、日本の農業も主権も守ることはできません。
 佐々木議員は、「守るべきなら議題に乗せるべきではない。TPP参加自体が間違いだ」と厳しく批判しました。

 この日の財務金融委員会で、関税定率法等の一部改正案は、全会一致で可決されました。


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