国会での活動
【11.07.06】第6回日中議会交流に参加し発言
2005年から始まった日中議会交流委員会は、日中間の議会交流を目的としておこなわれてきました。
今年で6回目を迎えます。佐々木憲昭議員は、2006年と2009年の議会交流に参加しました。
尖閣列島をめぐる日中間の外交問題が発生したため、一時中断し延期されていましたが、今年は、中国側の意向で再開されるに至りました。
2011年7月6日、中国の全国人民代表大会代表ら訪問団30人(団長=李建国・全人代常務委員会副委員長)と日本の国会議員(団長=川端達夫・衆院議院運営委員長)が意見を交わしました。
佐々木議員は、第2セッションの「経済・貿易・金融」のテーマで発言しました。また、原発問題でも日本共産党の立場について発言しました。
経済問題のセッションで、佐々木議員は、景気が低迷するなか大企業が内部留保を250兆円もため込みながら、中国などアジア諸国に多国籍企業として進出している日本経済の特徴点を指摘。
(1)内需中心の家計消費を下支えさせるため賃上げを行うこと、(2)下請け中小企業への支払いを増やすこと、(3)海外進出先において現地の労働運動に干渉せず、公害・環境破壊を持ち込まず、利権争いを行わないなどのルールをつくること―など、大企業が果たすべき役割を主張しました。
また原発について、一度事故が起きれば、放射性物質を抑え込むことが困難となり、その影響が広範囲におよび、時間的にも長期にわたり、人間社会を破壊する危険性を伴うものだと述べ、「原発からの速やかな撤退を決断し、5年から10年内の撤退プログラムをつくるというのが日本共産党の立場です」と説明しました。