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国会での活動

国会での活動 − 演説・挨拶・懇談雇用・労働

【09.09.14】全運輸第48回定期大会で連帯の挨拶

 2009年9月14日、佐々木憲昭議員は、全運輸第48回定期大会に来賓として招かれ、連帯の挨拶をしました。その内容は、以下の通りです。

   日本共産党衆議院議員の佐々木憲昭です。私は、こんどの総選挙で東海ブロックから5度目の当選をさせていただきました。これからも、働く皆さんのために全力を尽くす決意です。
 全運輸第48回定期大会にあたり、日本共産党を代表して、心からの連帯のあいさつを申し上げます。

 全運輸のみなさんは、国民サービスの切り捨てにつながる公務員削減計画に反対し、不当な団結権侵害に反撃しながら、運輸職場ではたらいているすべての労働者の生活と権利、いのちと健康をまもるために奮闘されています。このことに、心から敬意を表します。

 また、「交通運輸の安全・安心」の立場から、規制緩和に反対し、環境に配慮した交通政策の実現、民主的運輸行政のために奮闘されています。

 みなさんの奮闘によって、先の国会ではタクシー業について、活性化法案という呼び方もされましたが参入規制・供給過剰抑制の方向で法律を改正させました。日本共産党を含む全党の合意で実現しました。みなさんのたたかいの、たいへん大きな成果です。
 私たちは、今後とも、みなさんと力を合わせ、国民のいのちと安全、暮らしをまもる総合的な交通政策を確立するため、全力をあげる決意です。

   全運輸は、「国民的な共同」という点でも、働くルールの確立、社会保障の拡充、憲法改悪反対、消費税増税反対などの課題でも積極的な要求をかかげ、たたかいの先頭に立って奮闘しています。この点も、たいへん心強く思います。

 この度の総選挙では、自民・公明政権が、国民の厳しい批判を受け、歴史的大敗を喫して退場することになりました。日本の政治にとって、大きな前向きの一歩として、歓迎するものです。

 ある民主党の幹部は、新設の国家戦略局に関連して「何を考えなければならないかを考えるのが大変だ」と言ってました。どのような内容の戦略を打ち出すかについても、未知数の部分があります。
 今後私どもは、民主党中心の新政権にたいして、雇用破壊をくい止めるための労働者派遣法改正、有期雇用の規制、全国一律最低賃金制の確立と時給1000円以上への最低賃金の引き上げ、後期高齢者医療制度の撤廃など、良いことには協力して実現します。
 同時に、日本の農業を破壊する日米FTA(自由貿易協定)の交渉、民主主義に逆行する衆院比例定数削減、憲法改悪などにはきっぱり反対します。

 16日に特別国会が召集されて首班指名がおこなわれ、新内閣が発足します。その後、10月の中旬に臨時国会が開かれ補正予算案の審議がおこなわれることが予想されています。そこで、本格的な論戦がおこなわれます。

 私たちは、労働者・国民の利益にたって積極的にはたらき、現実政治を前に動かす「建設的野党」として、大いに奮闘する決意です。
 たとえば「官僚主導打破」と言われていますが、私は、2年前に『変貌する財界──日本経団連の分析』という本を出し分析しました。いちばんの問題は「財界支配」をどう打開するかです。
 今定期大会の実り多い成功と、全運輸結成以来のスローガンである「要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう」をかかげたみなさんの運動と組織がいっそう発展することを心から願い、連帯のあいさつとします。

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