国会での活動
【09.04.09】「派遣期限を超えた労働者を正社員にするよう指導せよ」と厚生労働省に要請
2009年4月9日、佐々木憲昭議員は、派遣期限(最大3年)を超えた労働者を正社員にするよう指導せよと、厚生労働省に要請しました。
労働者派遣法では、派遣元企業(派遣会社)が派遣先会社と派遣労働者にたいして、派遣期限の切れる30日前からその日までのあいだに、派遣期間が切れることを「通知」する義務が発生します。
その「通知」を受けた派遣先企業は、該当する派遣労働者に対して「雇用契約の申し込みをしなければならない」(40条の4)となっています。
ところが、派遣元がこの「通知」をおこなっていない場合がほとんどです。
その場合、舛添厚生労働大臣が、佐々木議員の質問(2009年2月9日)に答えたように、派遣労働者として働かせることは「違法状態」となります。
ところが、そのような状態で働いている労働者が、労働局に是正を求めても、なかなか改善されません。
この日の要請に対して、厚生労働省は違法状態を解消するため、雇用継続を前提に「直接雇用」(あるいは「請負」)に切り替えるよう指導すると説明しました。
派遣先の会社が、その「指導」に従わなかった場合、より強い「勧告」をおこない、それでもダメな場合は「企業名を公表する」という説明でした。