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国会での活動

国会での活動 − 国会質問雇用・労働財政(予算・公共事業)税制(庶民増税・徴税)

【09.02.24】国税庁の差押え 「賃金は税金よりも優先」と与謝野大臣が答弁

   2009年2月24日、財務金融委員会が開かれ、佐々木憲昭議員が質問しました。
 事実上の倒産状態にある派遣会社の売掛金を、国税庁が差し押さえた問題を取り上げ、「このなかには賃金分が含まれている。労働者の命、生活を守る立場で是正せよ」と求めました。
 与謝野財務・金融・経済財政担当大臣は、労働者の賃金は税金の回収よりも優先するととの見解を示しました。

 佐々木議員は、経営不振で倒産した派遣会社にたいして、税務当局が滞納した税金を取り立てるために、同社の売掛金を差し押えた事例を示しました。
 そのうえで「派遣会社の売掛金には、同社が労働者に支払うべき賃金が含まれている」と指摘し、「税金よりも賃金の支払いを優先すべきだ」と主張しました。

   与謝野大臣は「私が弁護士なら、労働債権をまとめて回収し、租税債権より先取特権があることを主張する」と、税金の回収よりも労働者の賃金支払いが優先するとの考えを示し、その立場で行政も柔軟に対応すべきだと答えました。

 また、佐々木議員は、企業が倒産した際の「未払い賃金の立て替え制度」について、経産の基準が狭すぎたり、支払いまでに時間がかかる問題について、労働者の生活を守る立場で「改善を」求めました。
 これにたいし、厚労省の渡延忠官房審議官は「対象賃金には、超過勤務手当も対象になる」と答え、時間がかかる問題についても「早期実施について強力に取り組む」と述べました。


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