2004年8月3日、融資型変額保険被害者の皆さんが記者会見を行い、佐々木憲昭議員も同席しました。

　バブル時代に、大銀行が大手生保と提携して「相続税対策」を口実に、過剰融資と組あわせ契約者を増やした保険が、「融資型変額保険」です。
　多くの人々はこの保険さえあれば、妻や子どもたちに安心して家をわたしてやれると思い、説明通り家と土地を担保に融資を受け、融資型変額保険に入ったのです。
　ところが、じっさいにはまったく違っていました。
　長生きすればするほど利息は雪だるま式にふくらみ、土地を売っても返せないのです。
　もともとこの借金は、契約の当初から解約返戻金でも保険金でも返せない仕組みだったのです。

　相続税対策どころではありません。　
　だから「死に急ぎ保険」だとか「悪魔の保険」と呼ばれるようになりました。
　銀行は、高齢者の自宅まで次々と競売にかけるなど血も涙もない手段に出ています。
　被害者の皆さんは、このことを広い国民のかたがたに知っていただきたいと、今日の記者会見で訴えました。