奮戦記
【15.06.09】映画「おかあさんの木」を見ました
映画「おかあさんの木」を見ました。
あの戦争中、おかあさんと7人の男の子たちが、家族の深い情愛のなかで懸命に生きたさまが描かれています。子どもが徴兵にとられるたびに、お母さんが一本一本植えた桐の木。そして、次々と届く戦死の知らせ…。お母さんの、悲しみと怒りが膨らみます。成長していく木ひとつひとつに、「○○、元気でいるか」と語りかける母の姿に、涙を抑えることができませんでした。
物語は、決して派手な表現ではなく、坦々と描いているように思われました。しかしそれがかえって、戦争によってじわじわと悲劇的な状況に追い込まれていく人々の姿をリアルに伝える効果をもたらしているように、私には思われました。
主演は鈴木京香。監督は磯村一路。今年は、戦後70年という節目に当たります。映画を見ながら、戦争法案を絶対に阻止したいと改めて決意を固めました。